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融資とは資金借入の手段の1つ|ローンや出資とどう違う?

融資とは資金借入の手段の1つ|ローンや出資とどう違う?

この記事の監修者

小林 恵

貸金業務取扱主任者、日本FP協会認定ファイナンシャル・プランナー(AFP)、住宅ローンアドバイザー、DC(企業年金)プランナー

みんなのモビット担当

関西学院大学社会学部卒。情報通信関連の会社に勤務の後、貸金業務取扱主任者資格を取得。セミナー講師や家計相談を中心に活躍中。近年ではオンライン家計相談も開催するなど、幅広いお客様のマネーに関する問題を解決している。

融資とは「お金を借りること」を指します。

融資には主に、銀行や消費者金融などの民間会社から融資を受ける「民間融資」と、国や自治体から融資を受ける「公的融資」の2種類があります。

この記事では、融資とは何か、出資や投資とは何が違うのかについて詳しく解説します。

融資とは「必要資金を貸し出す行為」のこと

融資とは、必要な資金を貸し出す行為のことをいいます。たとえば、住宅ローンや自動車ローンといった、必要な支払いのためにお金を借りることを「融資」といいます。

融資は借入金の使途が定められているものや、使途が自由なものまで様々な種類があり、目的に合わせた融資を選択していきます。

融資・出資・投資の違いとは

融資・出資・投資は、以下のように「資金提供を受ける人」「返済義務の有無」「資金提供の目的」の3つに違いがあります。

種類資金提供を受ける人返済義務の有無資金提供の目的
融資銀行・消費者金融などあり利息の獲得
出資・投資ベンチャーキャピタル、ファンド、エンジェル投資家などなしキャピタルゲイン、経営参画、株主優待など

返済義務の有無

融資・出資・投資は、それぞれ返済義務の有無が異なります。融資は借りたお金を必ず返済しなければなりませんが、出資や投資は返済の義務がありません。

融資・出資・投資のそれぞれは資金提供をおこなう人が利益を得る方法が異なり、それによるリターンの大きさも異なります。

資金提供の目的

資金提供の目的

融資をおこなう銀行や消費者金融の主な目的としては、貸付によって発生する利息の獲得があります。

融資は申込者の返済能力を個人信用情報などから調査し、返済能力があると判断されて初めて実行されます。お金を貸して欲しいと考える対象者に対して融資を実施し、実際に貸し付けたお金(元金)と利息を返済してもらうことで、リターンを得ます。

しかし、得られる利益は利息のみであり、またその利息についても利息制限法という法律により、最大でも年15.0%〜20.0%以下と制限されています。

一方、出資や投資は株式に対して成長を見越した投資をおこない、事業が思い通りに成長した場合にインカムゲイン(保有益)やキャピタルゲイン(売却益)を利益として受け取ります。出資や投資の割合が高ければ、経営や事業に関する意思決定に参画する権利も得ることできます。

出資や投資の場合は、資金提供者への返済義務がないことから、どれだけ事業が成長したかが出資者の利益に関わってきます。

仮に、事業が成長しなかったとしても、資金提供を受けた人は出資者・投資家に資金を返済する義務はありません。

資金提供を受ける対象が異なる

融資を受けるのは、様々な理由から「お金を借りたい」と考えている人です。たとえば、「車が欲しい」「家が欲しい」「生活費を借りたい」といった場合にお金を借りるのが融資です。融資は出資や投資よりも対象者が広く、様々な資金使途にも対応しています。

一方、出資や投資を受けられる対象者は事業をおこなう者です。事業計画書などを作成した上でその事業の成長性を説明し、出資や投資を募ります。

そのため、「車が欲しい」「生活費が欲しい」といった理由で出資や投資を受けることはできません。なぜなら、出資・投資をした人が利益を受けられないためです。

事業の成長性に期待して資金を提供することを投資・出資といい、その成長による利益を得ることを目的としています。

カードローンでの融資を希望ならSMBCモビットがおすすめ

これから「融資」を受けたいと考えている場合には、最短で即日融資が可能なカードローンがおすすめです。カードローンは原則として無担保・無保証で融資を受けることができ、その使い道も「旅行」「学費」「冠婚葬祭」など、借入可能額の範囲内であれば利用用途にも制限がありません。

これからカードローンへの申込を考えているようでしたら、ぜひSMBCモビットをご検討ください。SMBCモビットのカードローンは、最短即日融資に対応しており、カードレスでご利用いただけます。

また、勤務先への電話による在籍確認も原則おこなわれないため、周囲に知られる可能性は低いでしょう。様々なご要望にお応えできるカードローンですので、ぜひ利用をご検討ください。

さまざまな融資の種類と形態について

融資には公的機関がおこなう「公的融資」と、民間会社がおこなう「民間融資」があります。また、一口に融資といっても様々な形態があります。

公的機関がおこなう「公的融資」

国や自治体がおこなう融資は「公的融資」といい、以下の制度があります。

公的融資の例

生活福祉資金貸付制度

生活福祉資金貸付制度とは、低所得者や高齢者、障がい者など経済的に余裕がない世帯に対して公的に融資をおこなう制度です。本制度では、たとえば就職に必要な知識を身につけるため、あるいは生活拠点を構えるためなど、さまざまな目的に応じて融資が実施されます。

生活福祉資金貸付制度を利用するためには審査を通過する必要はあるものの、一般的な融資(カードローン等)と審査基準が異なります。一般的な融資であれば、働いていて安定した収入があることが審査通過の条件となっています。

一方、生活福祉資金貸付制度は「経済的に困窮していること」が審査通過の条件です。また、審査時間も最短2週間と長期になる点にも注意が必要です。

住宅金融公庫融資

住宅金融公庫融資とは、住宅金融公庫(特殊法人)がおこなう住宅向け融資です。住宅ローンやリフォームにかかる費用などの融資をおこなっており、融資の種類は公的融資に分類されます。

自治体融資

自治体融資とは、都道府県や市区町村が助成している融資制度のことです。自治体が窓口となって融資を受けられる住宅ローンであり、条件等は各自治体によって異なります。

民間会社がおこなう「民間融資」

一方、銀行や消費者金融、信販会社などの民間会社がおこなう融資を「民間融資」といい、以下のような融資があります。

民間融資の例

  • 目的別ローン(住宅ローン・教育ローンなど)
  • カードローン
  • クレジットカードのキャッシング

公的融資は利用条件が細かく定められていることが多いですが、民間融資の場合は幅広い用途に対応できるようになっています。

目的別ローン

借入の目的が明確である場合は、銀行などが提供する目的別ローンを検討してください。たとえば、以下のような種類の目的別ローンがあります。

目的別ローンの例

  • 住宅ローン
  • リフォームローン
  • 自動車ローン
  • 教育ローン
  • 医療ローン
  • ブライダルローン

目的別ローンの特徴は、あらかじめ決められた使途にのみ利用できる点にあります。たとえば、住宅ローンであれば住宅や土地の購入、リフォーム費用など住宅に関連する支払いにしか利用できません。

ただ、一般的な融資と比較して金利が低めに設定されているため、使途が決まっている場合にはメリットが大きいといえます。

カードローン

個人的な目的で融資を検討している場合には、カードローンの利用がおすすめです。カードローンには以下のような種類と特徴があります。

カードローンの種類特徴
消費者金融最短即日融資が可能
銀行系比較的金利が低め
信販会社優待サービスが充実している

また、すべてのカードローンに共通している特徴として「原則として担保・保証人が不要」という点が挙げられます。

担保

融資を受ける際に、借り主側の返済が難しくなった場合の保証となるもので、物的担保と人的担保があります。

クレジットカードのキャッシング機能

クレジットカードで買い物ができる利用枠を「ショッピング枠」といい、お金を借りることができる枠を「キャッシング枠」といいます。どちらも異なるサービス内容であるため、それぞれについて申込する必要があります。

クレジットカードの利用限度額

上記のようにクレジットカードのご利用限度額は、「ショッピング枠」と「キャッシング枠」を1枚のカードに有しているため、目的に合わせて使い分けが可能です。また、利用額に応じてポイントや各種付帯サービスが充実しています。

支払をまとめやすいメリットがある一方で、使いすぎると返済が困難になる可能性もあります。

融資を受ける際の注意点

融資時の注意点

  • 返済義務が発生する
  • 返済期日が定められている
  • 借入金に対して利息が発生する

融資には返済義務が発生する

融資は、出資・投資とは異なり、必ず返済義務が発生します。そのため、債権者と約束した内容で必ず返済しなければいけません。

万が一、返済を怠った場合は以下のようなリスクが伴います。

返済を怠った場合のリスク

  • 個人信用情報機関への異動情報登録
  • 残債の一括請求や契約の解除(強制解約)
  • 強制的な財産の差し押さえ(強制執行)

融資を受ける場合は、約束通り返済できることが前提です。融資・出資・投資それぞれの違いについて理解した上で、融資を希望する際には返済についても十分に検討しましょう。

監修者コメント

小林 恵

賃金業務取扱主任者 みんなのモビット担当

長期間延滞をしたり、金融機関から強制解約されたりしてしまうと、信用情報機関に異動情報が登録されてしまいます。異動情報は5〜7年ほど残るのですが、その間に金融機関から融資を受けるのは難しくなるため注意してください。

返済期日が定められている

融資は返済期日が定められています。返済期日は、融資をする債権者との間で取り交わされた契約内容に従わなければいけません。もし、返済日の約束をしなかった場合は、債権者が「返済してほしい」と伝えた日が、返済日になります。

一般的には、「毎月◯日までに〇〇万円支払う」といった内容で契約を締結します。そのため、契約にしたがって約束した日までに約束した金額を返済すれば問題ありません。

借入金に対して利息が発生する

融資は、借入金に対して必ず利息が発生します。発生する利息は、契約時に定められた利率によって計算、請求されます。上限利率は以下の通り定められており、その範囲内で契約されます。

借入金額上限利率
10万円未満年率20.0%
10万円以上100万円未満年率18.0%
100万円以上年率15.0%

たとえば、100万円の融資を受けた場合は年率が最大で年15.0%になります。年15.0%で契約をした場合には、1日あたり「410円」の利息が発生します。

返済した場合、まずは利息の支払いがおこなわれ、利息額を超えた残りの金額が、元金の返済に充当される仕組みになっています。そのため借入金額が多く、借入の利率が高い場合には、利息金額が大きくなるため、元金の返済に充てられる金額が減少する点に注意しましょう。

融資を受ける方法

融資を受ける方法

  • 事業用資金の融資は事業用ローン
  • 目的にあった融資は目的別ローン
  • 個人的資金の融資はカードローン

事業用資金の融資は事業用ローン

事業用資金の融資を受けたい場合は、事業用ローンの利用をご検討ください。

事業用ローンは、銀行や消費者金融などから利用できます。借入金の使途は、事業を目的としていれば自由である場合が多いため、運転資金や設備投資資金などに活用できます。

なお、事業用資金を調達する方法として、出資や投資といった方法もあります。出資及び投資は融資とは異なり、資金使途や出資者の介入、権利等制約も多いですが、状況によっては融資よりも適している場合もあります。

これから事業を始める場合、また既存の事業を拡大させていきたい場合には、出資や投資も視野に入れ、検討してみてください。

目的にあった融資を受ける場合は銀行の目的別ローン

目的別ローン

お金の使途が決まっている場合は目的別ローンを検討しましょう。

目的別ローンは1度借入をするとあとは返済に専念する商品が多く、返済計画が立てやすい点がメリットです。また、目的自由のローンに比べて金利設定が低くなりやすい点もあります。

住宅ローン

住宅ローンは、住宅の購入時に利用できるローンです。中には、住宅ローンの中に家具家電の購入費用や引っ越し費用、各種手数料を含めることができる場合もあります。

リフォームローン

リフォームローンは、住宅のリフォームをおこなう際などに利用できるローンです。中古物件を購入してリフォームをおこなう場合は、住宅ローンの対象となることもあるため注意してください。

自動車ローン

自動車ローンは、自動車を購入する際に利用できるローンです。また、自動車の修理や車検費用、運転免許取得費用に利用できる自動車ローンもあります。

教育ローン

教育ローンは、教育資金を対象としたローンです。教育ローンは、銀行等でも融資がおこなわれていますが、奨学金制度も教育ローンに分類されます。

医療ローン

医療ローンは、高額な医療を受ける際に利用できるローンです。たとえば、歯科矯正や美容整形のように保険適用を受けられず、高額な費用が発生する場合などに利用できます。

ブライダルローン

ブライダルローンは、結婚式費用等を対象とした融資です。ブライダルローンでは、結婚式費用のみならず新婚旅行や結婚指輪の購入費用等にも充てられます。

個人的資金の融資はカードローン

個人的資金の融資を検討する際は、銀行カードローンや消費者金融カードローン、信販会社のカードローンが適しています。

適用金利やサービス内容に細かな違いがあるため、自身の生活スタイルや資金が必要なタイミングに合わせて借入先を選ぶとよいでしょう。

即日融資なら消費者金融のカードローンがおすすめ

即日融資を希望する場合には、消費者金融のカードローンがおすすめです。銀行系や信販会社のカードローンは、融資までに時間がかかることも多く、「できるだけ早く借りたい」といった場合には間に合わない可能性もあります。

一方、消費者金融のカードローンであれば、最短30分程度で審査結果を回答し、最短1時間程度で融資を受けられます。そのため、緊急な入り用で今すぐに借入したい場合には特におすすめです。

なお、SMBCモビットのカードローンで「WEB申込」なら、すべての手続きがインターネット上で完結します。さらに、最短30分で審査結果を回答し、最短即日融資も可能です。

一切の手続きがインターネット上で完了し、借入についても、スマートフォンがあればセブン銀行ATM・ローソン銀行ATMから出金できます。仕事の休憩時間、通勤中など隙間時間を活用して申込ができるため、ぜひSMBCモビットのカードローンをご検討ください。

SMBCモビットで融資を受ける手続き・手順

  1. WEB申込
  2. 必要事項を入力
  3. 本人確認書類(必要に応じて収入証明書類)の提出
  4. 審査回答結果
  5. 契約手続き
  6. 借入

複雑な手続きはなく、すべてWEB上で完結できる点がメリットです。事前に必要書類を準備しておくと、手続きがスムーズにおこなえます。

まとめ

融資はSMBCモビットのカードローンをご利用ください

融資とは、資金を調達する方法の一種であり、利息と合わせて必ず返済義務が発生する調達方法です。融資は、出資や投資と比較すると対象者が幅広い点が特徴です。

融資のひとつであるSMBCモビットのカードローンは、年齢条件を満たしており、安定した収入がある方であれば申込が可能です。カードローンは一度契約しておけば、契約極度額の範囲内で自由に借入と返済ができるため、利便性の高い融資形態のひとつです。

SMBCモビットのカードローンは、オンライン上で簡単に申込ができる上に、すべての手続きがWEB上で完結します。来店不要で電話による在籍確認も原則ありません。

カードローンをご検討される際には、ぜひSMBCモビットをご利用ください。