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残高不足でクレジットカードの引き落としができない!今すぐできる対処法と払えない時の対策

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この記事の監修者

小林 恵

貸金業務取扱主任者、日本FP協会認定ファイナンシャル・プランナー(AFP)、住宅ローンアドバイザー、DC(企業年金)プランナー

みんなのモビット担当

関西学院大学社会学部卒。情報通信関連の会社に勤務の後、貸金業務取扱主任者資格を取得。セミナー講師や家計相談を中心に活躍中。近年ではオンライン家計相談も開催するなど、幅広いお客様のマネーに関する問題を解決している。

クレジットカードの利用代金が、引き落とし口座の残高不足により支払えなかった場合、カードの利用停止や信用情報への影響が出る可能性があります。そのため、引き落とし日の前日までに口座へ入金しておかなければいけません。

この記事では、クレジットカードの残高不足で引き落としができなかった場合のリスクや、対処法について解説します。

クレジットカードの引き落としが残高不足でできないとどうなるか

クレジットカード利用代金の引き落とし日に、所定口座からの引き落としがかからない場合には、段階を追って以下のような措置がとられます。

引き落としができない時に起こること

  • 再引き落としがおこなわれる
  • クレジットカードの利用が一時的に停止する
  • 遅延損害金が発生する
  • 滞納が長引くと信用情報に影響を及ぼす
  • 強制的に解約されることも

再引き落としがおこなわれる

クレジットカードの引き落とし日に間に合わなくても、多くのカード会社で再度の引き落としがかけられるよう設定されています。そのため、再引き落とし日までに改めて口座に入金しておけば、概ね問題ありません。

ただし、クレジットカード会社によって再引き落とし日が異なります。中には再度の引き落としをおこなっていない場合があります。

再引き落とし日が設定されていない、もしくはお金を用意できない場合は、提携ATMや銀行振込などにより支払わなければいけません。残高不足で引き落としができなかった場合は、クレジットカード会社に支払い方法を確認してください。

クレジットカードの利用が一時的に停止する

クレジットカードが残高不足で引き落としできなかった場合、カードが一時的に利用停止となる可能性があります。

ここに注意!

利用停止になるタイミングは、各クレジットカードによって異なります。

普段の買い物や固定費をクレジットカードで支払っている方は、サービスが利用できなくなるなど、日常生活に影響が出る場合もあるので注意してください。

遅延損害金が発生する

残高不足で引き落としができずに滞納となってしてしまった場合は、決められた引き落とし日の翌日から支払い完了までの期間だけ、遅延損害金が発生します。

遅延損害金はクレジットカードを作る際に交わしている契約のため、よほどの事がない限り免れるケースはありません。

ここに注意!

遅延損害金は、一般的には日割り計算となるため、支払わなければならない金額は1日ごとに増えていきます。

また、多くのカード会社は通常の金利よりも高めの設定となっています。放置するほど多額の遅延損害金が発生するので、注意してください。

滞納が長引くと信用情報に影響を及ぼす

クレジットカードの引き落としができず、長期間の滞納(61日もしくは3カ月以上)をしてしまうと、信用情報に異動情報が登録されます。

信用情報

クレジットやローンの契約や申込、利用状況等に関する情報を指します。個人のお金に関する情報で、ローン契約の際には必ず確認されています。

異動情報

信用情報機関に登録されるネガティブな情報を指します。たとえば、ローン商品や分割払いなど返済に対して(長期間の)滞納もしくは破産してしまった場合などが該当します。

異動情報は、登録された時点で今後のローン契約などに影響を与える可能性があります。異動情報は滞納を解消してから5年間は残り続けるため、残高不足が発覚した時点で早急に支払いを済ませましょう。

強制的に解約されることも

滞納期間が一定以上になると、カード会社側から強制的に解約されるケースもあります。強制解約となる期間はカード会社によって異なるものの、多くの場合は滞納期間が2、3カ月を超える場合と定めています。

強制解約になった場合は、滞納を解消したとしてもクレジットカードの再発行はできません。また、信用情報に「異動情報」として登録されている期間内は他のクレジットカードの発行もできない可能性が高いため、強制解約に至る前に滞納を解消する必要があります。

クレジットカードが払えなくなる原因

クレジットカードの引き落としができないと、信用情報に影響を及ぼしたり日常生活に支障をきたしたりするため、未然に防ぐことが重要です。

そのためには、引き落としができなくなる原因を前もって把握しておくことが大切です。残高不足により引き落としができない事態に陥る原因は、以下の3つです。

原因

  • 口座残高を管理していない
  • 直近で他の高額な引き落としがあった
  • クレジットカードの利用額を把握していない

口座残高を管理していない

引き落とし日の時点で残高を把握するためには、日ごろから口座残高を管理することが大切です。口座残高を把握していれば、引き落としができないことへの事前対策ができます。

まずは、対象の口座で引き落としを予定している支払い金額を洗い出してみることから始めましょう。

直近で他の高額な引き落としがあった

直近で他の引き落としがあったために、クレジットカードの引き落とし分が不足してしまったというケースも考えられます。とくに引き落とし日が月末付近だと、家賃や税金といったさまざまな引き落としがあります。

残高不足になる流れ

引き落とし項目が短期間に密集していると支払いに必要な金額を把握するのが難しく、口座管理も大変です。クレジットカードによっては引き落とし日を選択できるため、ご自身の状況にあわせて変更することも検討してみましょう。

クレジットカードの利用額を把握していない

クレジットカードの利用額を把握していなかったために、必要な残高を用意できないこともあるでしょう。とくに、コンビニやスーパーなど日常的な買い物もカードで決済する方は使用頻度が多いために、利用額を把握するのが難しくなります。

多くのクレジットカードではスマホアプリにより、利用額を手軽に把握できるようになっています。支払い管理のためにスマホアプリをインストールし、定期的に確認する習慣を付けましょう。

クレジットカードの引き落としが残高不足でできないときの対処法

残高不足で引き落としができなかった場合は、速やかに支払いを済ませる必要があります。

しかし、経済的な理由から速やかな支払いが難しい状況もあるかもしれません。そういった場合は、以下の対処法を検討してください。

対処法

  • カード会社に連絡して、支払い方式や期日を相談する
  • 事前にカードローンの契約を済ませておき残高不足に備える

カード会社に連絡をして、支払い方法や期日を相談する

支払いが厳しいとわかった時点で、速やかにカード会社に連絡しましょう。支払いの義務がなくなるケースはほとんどありませんが、支払い方法や期日について相談できるケースがあります。

カード会社によって、締め日以降は変更ができない場合もあるため、「支払いが厳しいかもしれない」とわかった時点で早急に相談することが重要です。

監修者コメント

小林 恵

賃金業務取扱主任者 みんなのモビット担当

各金融機関には専用のコールセンターを用意しています。支払いに間に合わないときなどは前もって連絡し、相談してください。相談すれば、その場で何らかの対処ができる可能性があるためです。

事前にカードローンの契約を済ませておき残高不足に備える

クレジットカードの請求額を払えないことが想定できる場合、カードローンの契約を事前に済ませておけば、残高不足になる事態を一時的に防ぐことができます。

「今月だけ支払いが追いつかない」や「今回はどうしても引き落とし日に間に合わない」という時には、非常に有効な手段です。

もちろん、あくまでも一時的な対処法として、きちんと返済できる計画を持ったうえで借入を検討することが重要です。

最短即日融資が可能なSMBCモビットをご検討ください

SMBCモビットをはじめとする消費者金融のカードローンは最短即日融資が可能です。そのため、引き落とし日や再引き落とし日の前日や当日でもすぐに借りられる可能性があります。

クレジットカード会社によっては、午前と午後など複数回に分けて引き落としする場合があります。そのため、午前中に入金が間に合わなくても、カードローンでお金を用意して入金しておけば、引き落としに間に合うかもしれません。

なお、SMBCモビットへの申込はWEBから24時間可能です。アプリを使えばカードの受け取りは不要、勤務先への電話連絡や郵送物もなしにできるので、周囲に知られずにお金を借りることができます。まずは、SMBCモビットの「10秒簡易審査」を試してみてください。

残高不足を回避するための対策

残高不足を回避するための対策

  • 締め日・引き落とし日などのスケジュールを把握する
  • 収支の確認をしておく
  • クレジットカードの利用上限額を少なめに設定する
  • 残高の通知を受け取れるように設定しておく
  • リボ払い・分割払いを一時的に利用する

締め日・引き落とし日などのスケジュールを把握する

引き落とし日までにお金を用意できなかったという事態を避けるために、クレジットカードの支払いスケジュールを把握しておきましょう。クレジットカードの支払いスケジュールで多いパターンは、以下の2つです。

カード締め日口座引き落とし
パターン@当月15日翌月10日払い
パターンA当月末翌月27日払い

ただし、カードによっては、上記以外のスケジュールが組まれている場合もあるため、注意が必要です。

締め日を把握していることで、支払いが当月分か翌月分かを考えられるようになるので、資金繰りの計画を立てるうえでの参考になります。まずは、手持ちのカードの締め日と引き落とし日を確認するところから始めてみてください。

収支確認をおこなっておく

家計の収支バランスを把握し、無理のない範囲でクレジットカードを利用するように心がけましょう。

クレジットカードは目に見えて現金が減っていくわけではないため、お金を使った感覚を失いがちです。そのため、いざ引き落とし日のタイミングになって、残高不足になる可能性があります。

クレジットカードの使途をあらかじめ決めたうえで収支確認をし、無理のない範囲内で使用するようにしてください。

クレジットカードの利用上限額を少なめに設定する

クレジットカードの利用上限額を自身で設定しておくことで、無理のない範囲内で利用できます。余裕を持った多めの額を設定するのではなく、あらかじめ少なめの額に設定しておくことで、残高不足を防げる可能性があります。

WEBや電話でカード会社に相談をすると、利用者の希望にあった利用限度額を設定してもらえる可能性があります。クレジットカードの利用限度額は、上がるばかりではなく場合によっては引き下げられるので、状況に合わせて利用してください。

残高の通知を受け取れるように設定しておく

口座残高を定期的に管理できれば問題はないものの、仕事などで忙しいときはどうしても疎かになってしまいます。口座残高を把握できるように定期的に通知を受け取る設定にしておけば、引き落としに間に合わない事態を防ぎやすくなります。

銀行口座によっては、指定した日に口座残高を通知してくれる機能を提供しているため、活用しましょう。

残高通知を受け取れるようにする

もし、銀行口座がサービスを提供していない場合は、家計簿アプリとの連携も検討しましょう。家計簿アプリの中には、引き落とし日が近づいたタイミングで残高を知らせてくれる機能が搭載されています。

リボ払い・分割払いを一時的に利用する

「使い過ぎてしまった」と感じた月は、一時的にリボ払いや分割払いに変更するという方法もあります。

カード会社によっては、買い物が済んだあとでも分割払いやリボ払いに変更できる可能性があります。

ただし、締日を過ぎてしまうと変更手続きができない場合もあるため、できるだけ早い段階で相談したほうが良いでしょう。

よくある質問

Q. 利用停止されたカードは再度使えるようになりますか?

A. カード会社や利用者の状況によって異なります。

支払いを確認次第利用できるようになるカードもありますが、著しい滞納を繰り返した場合は、利用ができなくなる可能性があります。

Q. 残高不足を繰り返しているとどうなりますか?

A. 残高不足による滞納が発生すると、信用情報機関に「お客様の事情で約束の日に入金がなかった」と登録をされてしまう可能性があります。

滞納の履歴が複数回あると、今後のローン契約等に影響が出る可能性があるので注意してください。

Q. 引き落とし日の午後に入金した場合は間に合いますか?

A. 金融機関やカード会社によって異なります。

複数回の引き落としをおこなうところもありますが、一日一回のみという場合もあります。できるだけ引き落とし日の前日までには入金しておきましょう。

Q. 再引き落とし日はいつ頃ですか?

A.金融機関やカード会社によって異なるため、あらかじめ確認が必要です。

クレジットカードによっては、引き落とし先の銀行口座に応じて異なる再引き落とし日を設定しています。

なお、再引き落としは実施せずに指定口座やコンビニなどでの振込でしか対応していないカードもあるため、事前に支払い方法を確認しておきましょう。

Q. 滞納したのが2回目ですが、どのような対処をされますか?

A. 利用可能額を減額されたり、一時的に利用停止となったりする可能性があります。

また、滞納回数に関係なく滞納期間に応じた遅延損害金が発生し、本来よりも多額の支払いが発生します。

利用停止や遅延損害金の支払いといった事態を避けるために、残高不足にならないための対策を取ることが大切です。

まとめ

クレジットカード支払口座の残高不足にはくれぐれも注意

残高不足で引き落としができないと、滞納として扱われてしまうため、カードの利用停止や信用情報に異動情報の登録などの措置が取られる可能性があります。

そのため、残高不足にならないよう、引き落とし日の前日までに利用代金を口座に入金しておく必要があります。

SMBCモビットをはじめとするカードローンは、最短即日融資が可能で、口座へ直接入金できる振込キャッシングにも対応しています。どうしてもカードの引き落としに間に合わない場合のみご検討ください。