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コンビニキャッシングとは?主な方法や利用するメリット・デメリットを解説

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この記事の監修者

荒井 美亜

貸金業務取扱主任者、2級FP技能士、税理士科目合格者、日商簿記1級、全経簿記能力検定上級

みんなのモビット担当

立教大学経済学部卒、立教大学大学院経済学研究科修了(会計学修士)。出版社、Webマーケティングの会社に従事する中で様々な金融関連の資格を取得。クレジットカードやファクタリングの知識も持ち合わせ、お客様からマネー相談を受けた経験も多数。

コンビニのATMでキャッシングをするには、事前にカードローンやクレジットカードのキャッシング枠などの契約を済ませておく必要があります。そうすることで、コンビニに設置してあるATMの多くでお金を借りることができます。

本記事では、コンビニATMを利用してキャッシングする方法やメリットや注意点を紹介します。

コンビニキャッシングとは

コンビニキャッシングの仕組み

コンビニキャッシングとは、コンビニに設置されているATMを利用してお金を借りることを言います。コンビニキャッシングを利用するためには、現金借入を可能とするサービスとの契約を済ませておく必要があります。

コンビニに設置されているATMでお金を借りるには、消費者金融のカードローンや銀行のカードローン、クレジットカードのキャッシング枠利用などの方法があります。

コンビニのATMは基本的には24時間365日利用できるところが大半(メンテナンス時間を除く)です。そのため、キャッシングサービスの契約を済ませておくことで、緊急時でもコンビニでお金を借りられるようになります。

コンビニATMでキャッシングするには

コンビニATMでキャッシングをする場合、利用できる方法として以下が挙げられます。

コンビニでキャッシングする方法

  • 消費者金融のカードローンを契約する
  • 銀行カードローンを契約する
  • クレジットカードのキャッシングを利用する

消費者金融のカードローンを契約する

消費者金融

消費者金融とは、カードローンなど、一般消費者に向けた小口の融資商品を主に取り扱う貸金業者です。

消費者金融には、大手銀行のグループ企業や東証プライム上場企業、全国的に展開している業者や地域密着型の業者など、さまざまな規模の業者が存在します。

そして、これらの消費者金融が主なサービスとして扱っているのがカードローンです。

借入や返済の際に専用のローンカードが必要になることが名前の由来ですが、昨今はスマホアプリで代用でき、カードレスで利用できるカードローンも増えてきています。

消費者金融のカードローンを利用するためには、必ず審査を受けなくてはいけません。審査自体はスピーディーにおこなわれるため、申込をしたその日のうちに利用できる場合も多いです。

銀行カードローンを契約する

銀行でも、小口融資商品の1つとしてカードローンを扱っています。

銀行によっては、ローンカードを別個に発行せず、キャッシュカードに借入機能を付加する形式になっているものもあるため、事前に確認しておきましょう。

なお、銀行カードローンの申込にあたっては「即日融資が難しい可能性がある」点に注意する必要があります。

資金が必要になる予定が事前に判明しているようであれば、早めに申込手続きをおこないましょう。

クレジットカードのキャッシングを利用する

クレジットカードのキャッシング機能を利用して、借入することも可能です。

クレジットカードの利用枠はその目的別に、加盟店での買い物に使える「ショッピング枠」とATMを使って現金を借入できる「キャッシング枠」に分けられます。

クレジットカードの利用限度額

キャッシングとは、文字通りキャッシング枠を使い、ATMを操作するなどの方法で借入する方法です。使用するクレジットカードの国際ブランドに対応しているATMであれば、海外でも借入により現地通貨で出金できます。

なお、クレジットカードによってはキャッシング枠が付帯されていないものもあるので注意が必要です。

海外への渡航予定があるなど、キャッシング枠が必要であれば、クレジットカード会社に連絡し、審査を受ける必要があります。

お急ぎの場合はSMBCモビットをご検討ください

現時点で消費者金融や銀行のカードローンなどで契約が済んでいない場合は、コンビニのATMでお金を借りることができません。

もしも「急ぎでお金を借りたい」または「誰にも内緒でお金を借りたい」という場合には、SMBCモビットのカードローンをご検討ください。

SMBCモビットの審査は最短30分、最短で即日融資も可能です。また、原則として勤務先への電話連絡が無く、書類や郵送物もなし、アプリ利用でカードもなしで借りられるため、周囲の人に知られる可能性は低いでしょう。

コンビニでお金を借りるメリット

コンビニのATMを利用した借入におけるメリットとして、以下の4点が挙げられます。

メリット

  • 24時間365日お金を借りられる
  • 借入だけでなく返済も可能
  • 周囲にキャッシングの利用が知られにくい
  • カード不要なアプリでの借入も可能

24時間365日お金を借りられる

コンビニATMは、原則として24時間365日稼働しています。平日だけでなく、土日祝日の深夜であっても、利用可能です。大手銀行や大手消費者金融のカードローンであれば、大半のコンビニATMとも提携しているため、安心して利用できるでしょう。

SMBCモビットの場合、ローソン銀行ATMまたはセブン銀行ATMであれば、24時間365日ご利用いただけます。

ただし、ローソン銀行ATMまたはセブン銀行ATMの休止時間や会員専用サービス「Myモビ」のメンテナンス時間帯はご利用いただけません。

また、コンビニだけでなく、銀行の店舗やショッピングセンターに設置されている提携ATMでも、営業時間内であれば借入ができます。

SMBCモビットの場合、全国の主要な都市銀行や地方銀行とも提携しているので、外出先で入用になった際にも安心してご利用いただけるでしょう。

借入だけでなく返済も可能

コンビニATMでは、借入のみならず、返済もおこなうことが可能です。

詳しくは後述しますが、画面の指示に従って操作していくだけで簡単に手続きが完了します。身近なコンビニATMなら思い立った時に随時返済することも容易なので、借入に対する総支払額を抑制できるかもしれません。

周囲にキャッシングの利用が知られにくい

コンビニATMでの借入は、周囲にカードローンの取引をしていると知られにくいというメリットがあります。

周囲からは、ATMでお金を引き出しているようにしか見えません。

一目で「借入している」とわかる状態で取引するのに抵抗があり、利用を躊躇していたとしても、コンビニATMなら安心して利用できます。

アプリ利用でローンカード無しの借入も可能

消費者金融によっては、専用のアプリをダウンロード後にログインし、ローンカード代わりに使えるサービスが提供されているケースもあります。

ローンカードの管理も不要で使い方も分かりやすいため、利用者は増加傾向にあります。

SMBCモビットでも、SMBCモビット公式スマホアプリによるサービスを提供しています。以下の機能が利用可能です。

SMBCモビット公式スマホアプリで利用できる機能

  • 必要書類送付
  • 簡単ログイン
  • Tポイントサービス
  • スマホATM取引
  • 振込キャッシング
  • インターネット返済
  • 増額審査申込
  • お支払予定日登録
  • 約定支払日変更
  • ご利用状況照会
  • 登録内容変更

また、SMBCモビットでは、全国約12万台の提携ATMで借入が可能となっています。アプリも便利なSMBCモビットのカードローンをぜひご検討ください。

監修者コメント

荒井 美亜

賃金業務取扱主任者 みんなのモビット担当

アプリを利用すればローンカードを持ち歩く必要がないため、周りの人に知られにくいメリットもあります。ただ、基本的にコンビニATMで借入・返済をすると手数料がかかってしまうので、振込キャッシングも上手く活用していきましょう。

コンビニATMで取引する際の注意点

コンビニATMでの取引は便利ですが、以下の4つに注意しなくてはいけません。

注意点

  • ATMによっては手数料がかかる
  • メンテナンス時間など多少の制限がある
  • 小銭の取り扱いは基本的にできない
  • 1回あたりの利用金額が制限される場合がある

ATMによっては手数料がかかる

コンビニATMの場合、利用するATMによっては、所定の手数料がかかります。具体的な金額は、利用する消費者金融や銀行、クレジットカード会社とATMとの提携状況により異なるため、事前に確認してください。

たとえば、SMBCモビットの場合、提携ATMの利用手数料は以下の通りです。

取引金額手数料(税込)
1万円以下の入金/出金110円
1万円超の入金/出金220円

メンテナンス時間など多少の制限がある

コンビニATMは、基本的に土日祝日や深夜でも利用できますが、システムメンテナンスのため利用できない時間もあります。具体的なメンテナンス時間はコンビニATMの種類によっても異なるため、確認しましょう。

主要なコンビニATMについて、定例システムメンテナンス時間をまとめました。

ATM名メンテナンス時間
ローソン銀行ATM午前3時〜午前4時の間で15分程度
セブン銀行ATM定例メンテナンスなし(臨時のみ)
イーネットATM午前3時〜午前5時の間で15分程度

平日はもちろん、土日祝日のほとんどの時間で利用できますが、すべての時間でできるわけではない点に注意してください。

小銭の取り扱いは基本的にできない

コンビニATMは、硬貨の入出金には基本的に対応していません。安定的な稼働のため、ATM自体が硬貨を伴う取引を扱わない仕様になっているためです。

1,000円未満の入出金をおこないたい場合は、銀行の店舗に設置されているATMなど硬貨の取り扱いのあるATMの利用を検討してください。

1回あたりの利用金額が制限される場合がある

コンビニATMの場合、防犯上の観点から1回もしくは1日あたりの出金金額が制限されているため注意が必要です。

ローソン銀行ATM、セブン銀行ATM、イーネットATMについて、1回もしくは1日あたりの出金金額の上限をまとめました。

銀行名1回あたりの上限1日あたりの上限
ローソン銀行ATM20万円※150万円
セブン銀行ATM10万円※250万円
イーネットATM20万円利用する金融機関により異なる
※1.利用金融機関の取引額が20万円未満の場合は、金額が少ないほうが上限となる
※2.スマホATMでの取引の場合

コンビニでキャッシングする手順

コンビニでキャッシングする場合は、基本的に店舗に設置されているATMを使用します。基本的に画面の指示に従って操作していけば問題ありませんが、大まかな流れについて事前に理解しておきましょう。

ここでは、SMBCモビットの例をもとに、借入時と返済時における手順を解説します。ローソン銀行ATMとセブン銀行ATMであれば、スマホATMに対応しているため、ローンカードに加えスマホアプリでの借入/返済も可能です。一方で、イーネットATMはローンカードでの借入/返済のみ(2023年11月現在)となります。

スマホATM取引

SMBCモビットでは、ローソン銀行ATMとセブン銀行ATMにて公式スマホアプリを利用して、借入や返済をおこなうことができます。

借入をする場合

以下の3つのATMに分けて、手順を説明します。

ATM名

  • ローソン銀行ATM
  • セブン銀行ATM
  • イーネットATM

ローソン銀行ATMの場合

ローソン銀行ATMを使って、スマホアプリで借入をする場合の手順は以下の通りです。

  1. ATM画面の「スマホ取引」をタッチする
  2. アプリを立ち上げ「借入」を選択する
  3. ATMの画面に表示されるQRコードをアプリで読み取る
  4. アプリに表示される企業番号を、ATMの数字ボタンで入力する
  5. 利用するサービス(例:SMBCモビット)の暗証番号を入力する
  6. 出金額を入力する
  7. 現金を受け取る

セブン銀行ATMの場合

セブン銀行ATMを使って、スマホアプリで借入をする場合の手順は以下の通りです。

  1. ATM画面の「スマートフォンでの取引」をタッチする
  2. アプリを立ち上げ「出金」を選択する
  3. ATM画面に表示されるQRコードをアプリで読み取り、ATM画面の「次へ」をタッチする
  4. アプリに表示された「企業番号」をATM画面に入力し、ATM画面の「確認」ボタンをタッチする
  5. 利用するサービス(例:SMBCモビット)の暗証番号を入力する
  6. アプリに入力した取引の内容をチェックし、問題がなければ「確認」をタッチする
  7. 現金を受け取る

イーネットATMの場合

イーネットATMを使って、ローンカードで借入をする場合の操作について解説します。

  1. ローンカードを挿入する
  2. 取引項目が表示されるので「ご出金(借入)」をタッチする
  3. 暗証番号と金額をプッシュボタンで入力する
  4. 現金が出てくるので、ローンカードを明細表とともに忘れずに持ち帰る

返済をする場合

借入をする場合と同様に、3つのコンビニATMについて手順を説明します。

ATM名

  • ローソン銀行ATM
  • セブン銀行ATM
  • イーネットATM

ローソン銀行ATMの場合

ローソン銀行ATMを使って、スマホアプリで返済をする場合の手順は以下の通りです。

  1. 「スマホ取引」をタッチする
  2. アプリを立ち上げ「返済」を選択する
  3. アプリに表示される企業番号を、ATMの数字ボタンで入力する
  4. 利用するサービス(例:SMBCモビット)の暗証番号を入力する
  5. 紙幣をまとめて投入する
  6. 画面に表示される内容を見て、問題がなければ「確認」をタッチする

セブン銀行ATMの場合

セブン銀行ATMを使って、スマホアプリで返済をする場合の手順は以下の通りです。

  1. ATM画面の「スマートフォンでの取引」をタッチする
  2. アプリを立ち上げ「返済」を選択する
  3. ATM画面に表示されるQRコードをアプリで読み取り、ATM画面の「次へ」をタッチする
  4. アプリに表示された「企業番号」をATM画面に入力し、ATM画面の「確認」ボタンをタッチする
  5. 紙幣をATMに入れる

イーネットATMの場合

イーネットATMを使って、ローンカードで返済をする場合の手順は以下の通りです。

  1. ローンカードを挿入する
  2. ご入金(返済)をタップし、返済金額を入力する
  3. ATMに現金を入れる
  4. ローンカードと明細を受け取る

よくある質問

Q.利用可能時間について教えてください。

A.コンビニの営業時間やATMの利用可能時間によって異なります。

24時間営業しているコンビニであれば、基本的には24時間いつでも利用できます。ただ、ATM本体や借入先のメンテナンスがおこなわれている時間帯は利用できないため、注意が必要です。一般的に、メンテナンスは事前に告知がおこなわれた上で夜間に実施されることが多くなります。

Q.土日祝日も利用できますか?

A.多くの金融機関では、土日祝日でもコンビニキャッシングを利用できます。

多くのコンビニは土日祝日も休まず営業しています。そのため、ATMもメンテナンス時間を除いて、土日祝日も利用できるのが一般的です。

しかし、借入先によっては土日祝日の営業を停止している場合があります。この場合は、コンビニキャッシングが利用できないため、注意が必要です。

また、土日祝日以外であっても、大型連休(とくに年末年始)は取引を停止している金融機関が多いため、事前に確認をしておく必要があります。

Q.これからカードローンを契約すれば、コンビニキャッシングはすぐに利用できますか?

A.カードローンの契約が完了次第、すぐに利用できるようになります。

カードローンの契約が完了すると、発行されたカードもしくは専用アプリを使ってコンビニキャッシングを利用できます。しかし、カードローン審査は24時間おこなわれているわけではないため、注意が必要です。

たとえば、SMBCモビットの場合、申込自体は24時間365日受け付けています。しかし、審査をおこなっている時間は「9時〜21時の間」です。そのため、時間外に申し込みをされた場合は、最短翌営業日の契約手続きとなってしまいます。

営業時間外であってもあらかじめ申込をしておけば、最短で翌日にはコンビニキャッシングを利用できる可能性があります。急ぎで借入したい場合は、SMBCモビットの利用をご検討ください。

Q.クレジットカードでコンビニキャッシングは利用できますか?

A.「キャッシング枠」が付帯されている場合はコンビニキャッシングを利用できます。

クレジットカードの利用枠には、買い物等にのみ使える「クレジット枠」と現金の借入が可能な「キャッシング枠」があります。キャッシング枠については、カード申込時、もしくはカード発行後に自分自身で申込をしなければ設定されていません。

もし、キャッシング枠が設定されていない場合は、改めて申込をおこない、審査を受ける必要があります。また、クレジットカードのキャッシング審査は、消費者金融のカードローンと比較すると時間がかかる傾向にあります。

仮に、即日審査が完了したとしても、実際に借入できるようになるまで数日かかることもあるため、急ぎの際には向きません。もし、急ぎで融資が必要な場合は、SMBCモビットの利用をご検討ください。

Q.コンビニキャッシングに上限額はありますか?

A.コンビニATMや金融機関によって、1日で引き出せる金額に上限があります。

コンビニATMでは、防犯上の観点から1日に引き出せる金額に上限が設けられています。たとえば、1回あたりの出金可能金額が20万円、1日に引き出せる上限金額は50万円などのように設定されています。

また、借入先によって設けられている上限を超える借入はできないため注意してください。たとえば、SMBCモビットのカードローンで利用可能枠を50万円に設定されている場合は、最大でも50万円しか引き出せません。

まとめ

コンビニキャッシングならSMBCモビットをご検討ください

コンビニATMを利用すれば、平日の深夜や土日祝日でもキャッシングができるため非常に便利です。

最近は、アプリを使った借入もできるようになってきているため、カードが到着するまで利用を待つ必要もありません。

SMBCモビットでも、アプリを使った借入に対応しています。最短30分で審査が完了するため、状況によっては当日中のご利用も可能です。

ただし、大前提として事前にカードローンの契約をしておかないと、コンビニATMからの借入はできません。すぐに使う予定がなくても、いざという時のために用意しておくことも1つの方法です。