10万円借りた時の利息はいくら?カードローンの利息計算と返済負担を抑える方法

この記事の監修者
小林 恵
貸金業務取扱主任者、日本FP協会認定ファイナンシャル・プランナー(AFP)、住宅ローンアドバイザー、DC(企業年金)プランナー
みんなのモビット担当
関西学院大学社会学部卒。情報通信関連の会社に勤務の後、貸金業務取扱主任者資格を取得。セミナー講師や家計相談を中心に活躍中。近年ではオンライン家計相談も開催するなど、幅広いお客様のマネーに関する問題を解決している。
金融機関で10万円を借りた場合は、必ず利息が発生します。利息の金額は、借入金利や毎月の返済金額によっても異なります。
そこで今回は、10万円を借りた場合の返済シミュレーションや、利息を少しでも抑える方法について詳しく解説します。
コラムの目次
【金利別】10万円借りた場合のシミュレーション

10万円を借りた場合の利息は、借入金利によって計算されます。まずは、年率18.0%・15.0%・9.8%で10万円を借りた場合の支払うべき利息額におけるシミュレーションを、それぞれ紹介します。
年率18.0%の場合
SMBCモビットで10万円を借りた場合、約定返済額は4,000円です。
10万円の借入金に対して毎月4,000円ずつ返済をした場合のシミュレーションは、以下のとおりです。
返済回数 | 総支払金額 | 利息合計 |
---|---|---|
32回(2年8か月) | 126,260円 | 26,260円 |
- 約定支払額(約定返済額)
-
カードローンやクレジットカードの契約において、毎月返済しなければならない最低限の金額のことを指します。契約時に決められた金額を定期的に返済することで、借入残高を減らしていきます。
上記のとおり、年率18.0%で10万円を借り、毎月4,000円ずつ返済した場合の利息合計は26,260円です。
ただ、約定返済額以上の返済をしてもよいため、仮に毎月5,000円ずつ返済した場合は、以下のとおりになります。
返済回数 | 総支払金額 | 利息合計 |
---|---|---|
24回(2年) | 119,772円 | 19,772円 |
上記のとおり、毎月の返済金額を1,000円上げるだけでも、返済期間の短縮や利息の軽減効果に期待ができます。
10万円が一時的な借入であり、借入後は毎月1万円ずつの返済が可能である場合は、さらに返済期間や利息の軽減に期待ができます。実際、年率18.0%で10万円を借り、毎月1万円ずつ返済した場合のシミュレーションは以下のとおりです。
返済回数 | 総支払金額 | 利息合計 |
---|---|---|
11回 | 109,158円 | 9,158円 |
利息をなるべく抑えて10万円の借入をしたい場合は、毎月の返済金額を増やすとよいでしょう。
年率15.0%の場合
SMBCモビットで10万円を年率15.0%で借入した場合、毎月の約定返済額は4,000円となります。
毎月4,000円ずつ返済した場合の返済回数や利息の合計金額は、以下のとおりです。
返済回数 | 総支払金額 | 利息合計 |
---|---|---|
31回(2年7か月) | 120,634円 | 20,634円 |
上記のとおり、年率15.0%で10万円を借入し、毎月約定返済額の返済をしていた場合の利息は20,634円となります。
年率18.0%(その他同条件)の場合と比較すると、5,626円もの差があります。つまり、金利が低ければ低いほど支払う利息の金額も軽減されていく仕組みです。
なお、毎月5,000円ずつ返済した場合のシミュレーションの結果は以下のとおりです。
返済回数 | 総支払金額 | 利息合計 |
---|---|---|
24回(2年) | 115,782円 | 15,782円 |
年率15.0%で毎月5,000円ずつ返済した場合の利息合計金額は15,782円です。
年率18.0%の場合と比較して、返済回数に差はありませんが、利息の金額では3,990円もの差が発生しています。
次に、毎月1万円ずつ返済した場合のシミュレーションをみていきましょう。
返済回数 | 総支払金額 | 利息合計 |
---|---|---|
11回 | 107,497 | 7,497円 |
毎月1万円ずつ返済した場合の利息は、7,497円です。年率18.0%と比較した場合、1,661円の差が発生しています。
年率9.8%の場合
年率9.8%で10万円を借りていた場合は、約定返済額は4,000円です。
上記条件で毎月4,000円ずつ返済した場合の返済回数は以下のとおりです。
返済回数 | 総支払金額 | 利息合計 |
---|---|---|
29回(2年5か月) | 112,292円 | 12,292円 |
年率9.8%の場合は、利息が12,292円となり、年率15.0%や18.0%の場合と比較しても大幅に抑えられます。
次に、毎月5,000円ずつ返済した場合のシミュレーションを見ていきましょう。
返済回数 | 総支払金額 | 利息合計 |
---|---|---|
22回(1年10か月) | 109,619円 | 9,619円 |
毎月5,000円ずつ返済した場合は、返済回数も減り利息の金額も1万円以下となります。
次に、毎月1万円ずつ返済した場合を見ていきましょう。
返済回数 | 総支払金額 | 利息合計 |
---|---|---|
11回 | 104,750円 | 4,750円 |
毎月の返済額が1万円の場合、利息の金額も18.0%で9,158円、15.0%で7,497円となります。
利息を抑えながら10万円を借りる方法
利息を抑えながら10万円を借りるためには、以下の方法をご検討ください。
利息を抑える方法
- 積極的に追加返済をする
- 毎月の返済額を増やす
- 借入金利を抑える
1.積極的に追加返済をする
積極的に追加返済をすることによって、支払うべき利息額を抑えられます。たとえば、年率18.0%で10万円を借入し、1か月(30日)後に10万円全額を返済したとします。
上記の場合、総返済額は101,479円となります。つまり、利息は1,479円で済む計算です。

上記は1か月後に全額返済した場合の例ですが、余裕がある月に数千円〜数万円程度の追加返済するだけでも、支払利息の軽減効果に期待できます。
- 追加返済(随時返済・繰り上げ返済)
-
毎月の返済分である約定返済額に追加して返済することです。予定よりも多めに返済すると、効率よく元金を減らせる点が特徴です。カードローンにおいては「随時返済」や「繰り上げ返済」とも呼ばれます。
2.毎月の返済額を増やす方法も
毎月の返済金額を増額した場合も、利息を軽減できます。たとえば、年率18.0%で10万円を借入している状況で、毎月4,000円ずつ返済した場合と5,000円ずつ返済した場合には、以下のような違いが発生します。
返済金額 | 返済回数 | 総支払金額 | 利息合計 |
---|---|---|---|
4,000円 | 32回(2年8か月) | 126,260円 | 26,260円 |
5,000円 | 24回(2年) | 119,772円 | 19,772円 |
その差は6,448円です。毎月の返済金額をわずか1,000円増やすだけでこのような違いがあるのです。
少しでも多めに返済することによって、元金を効率よく減らせます。結果的に支払うべき利息額も減らすことができるでしょう。
3.借入金利を抑える
借入金利を引き下げられれば、支払利息額を大幅に抑制できる可能性があります。たとえば、毎月4,000円ずつ返済した場合、金利別の利息は以下のとおりです。
金利 | 返済回数 | 総支払額 | 利息合計 |
---|---|---|---|
18.0% | 32回(2年8か月) | 126,260円 | 26,260円 |
15.0% | 31回(2年7か月) | 120,634円 | 20,634円 |
9.8% | 29回(2年5か月) | 112,292円 | 12,292円 |
18.0%で10万円を借入し、毎月4000円ずつ返済した場合と9.8%(その他同条件)の場合で比較すると、その差は13,331円です。返済回数に大きな差はないものの、利息の差は大きな開きがあります。
そのため、できるだけ金利を抑えられれば利息も抑えられるようになっています。
10万円以下の少額融資なら消費者金融の利用検討を
10万円以下の少額融資を希望する場合は、消費者金融がおすすめです。その理由は以下のとおりです。
少額融資が向いている理由
- 1,000円単位での借入が可能
- 必要なときに借りられる
- 最短即日融資に対応している
1.1,000円単位での借入が可能
消費者金融は1,000円単位で借入できるのがメリットです。
利息は、借入金額に対して利率をかけて計算します。そのため、1,000円単位で必要最小限での借入によって、無駄なく借入ができます。
たとえば、1,000円のみ借りた場合と1万円を借りた場合では、前者のほうが利息は抑えられます。しかし、中には1万円単位でしか利用できないカードローンもあるため、無駄なく借入をしたい場合には消費者金融が向いています。
2.必要なときに借りられる
消費者金融のカードローンは、契約をしても利用しなければ利息は発生しません。
たとえば、申込をして審査に通ると契約限度額の範囲内で借入ができるようになります。しかし、すぐにお金が必要ないのであれば、無理に借入する必要はありません。
借入をしなければ、当然利息は発生しないため「万が一のときのためにカードローンを契約しておきたい」と考えている場合にもおすすめです。
3.最短即日融資に対応している
消費者金融のカードローンは、最短即日融資にも対応しています。そのため、緊急でお金が必要になった場合でも、すぐに利用できるのがメリットです。
銀行などの場合は、審査に時間がかかったりカード発行までに時間がかかったりする場合もあるため、即日融資は難しいといわれています。
お急ぎの方はSMBCモビットのカードローンをご検討ください
すぐにでもお金が必要な場合は、SMBCモビットのカードローンをご検討ください。
SMBCモビットのカードローンは、24時間365日いつでもどこでもWEB上から申込が可能です。申込から融資まで最短15分も可能なので、急ぎの方には適したカードローンです。
よくある質問
Q.10万円以下の借入であれば収入証明書類の提出は不要ですか?
A.10万円以下の借入希望でも収入証明書の提出が必要な場合もあります。
法律上は、1社で50万円以下もしくは、借入希望額と他社借入を合計した金額が100万円以下であれば収入証明書類の提出は不要です。ただし、申込を受け付けたローン会社が必要であると判断した場合は、必要となる場合があります。
Q.10万円程度の借入であれば審査も通りやすいですか?
A.希望額に関わらず、カードローンの審査は厳正におこなわれます。
審査は申込者の「返済能力」を判断するものです。そのため、10万円以下の借入希望であっても、収入が安定していなかったり、収入が著しく低かったりする場合は「返済能力が乏しい」と判断されてしまう可能性があります。
10万円の少額融資もSMBCモビットのカードローンをご検討ください
10万円の借入に対して発生する利息は、金利や毎月の返済額によっても大きく変動します。できるだけ利息を抑えたいのであれば、低金利で積極的な追加返済や毎月の返済額の増加などが求められます。
これから10万円程度の少額融資を希望される方は、ぜひSMBCモビットのカードローンをご検討ください。10万円の借入の場合は、毎月4,000円の返済で済みます。
仮に、年率18.0%の借入で4,000円ずつ返済された場合は、完済まで合計26,260円の利息で済みます。さらに利息を抑えたい方は、追加返済や毎月の返済額の増額をご検討ください。
SMBCモビットのカードローンでは、原則電話連絡はなしで、WEB上から簡単に申込ができるサービスを提供しています。忙しくて店舗へ足を運ぶ時間がない方や、勤務先への電話連絡を避けたい方は、ぜひご検討ください。
監修者コメント
小林 恵
賃金業務取扱主任者 みんなのモビット担当
毎月の返済額を増やすことで、返済期間が短くなり、利息の発生を抑えることができます。しかし、返済額を増やしすぎると生活に支障が出てくる可能性もあるので、収支のバランスを見て、生活に影響がでない範囲で留めることも大切です。