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審査なしで10万円を借りられる?カードローンの少額融資について解説

審査なしで10万円を借りられる?カードローンの少額融資について解説

この記事の監修者

荒井 美亜

貸金業務取扱主任者、2級FP技能士、税理士科目合格者、日商簿記1級、全経簿記能力検定上級

みんなのモビット担当

立教大学経済学部卒、立教大学大学院経済学研究科修了(会計学修士)。出版社、Webマーケティングの会社に従事する中で様々な金融関連の資格を取得。クレジットカードやファクタリングの知識も持ち合わせ、お客様からマネー相談を受けた経験も多数。

「10万円が必要」という状況で金融機関からお金を借りる場合には、例外なく審査が行われます。金融機関が融資を行う際の審査は、法令により義務付けられているもので、金額に関わらず審査なしでお金を借りることはできません。

今回の記事では、10万円を借りる場合でも審査が必ず実施される理由と、審査において重要となる点を中心に詳しく解説します。

金融機関では、審査なしで10万円借りることは原則不可能

金融機関でお金を借りる場合、一般的には少額と言われている数万円〜10万円であったとしても、審査なしで契約をすることは原則できません。申込者の支払能力を正確に見極めるために、厳正な審査を実施する必要があるからです。

消費者金融では無職だと借入は難しい

消費者金融への申込が可能なのは、自身に収入があって返済能力を有している人だけです。つまり、現時点で収入のない無職の人は、カードローンでの借入は難しいでしょう。

専業主婦・主夫なら銀行で借りられる可能性あり

一部の銀行では、配偶者に収入があることを条件に申込できるカードローンを扱っていることがあります。

ただし、利用にあたっては配偶者の同意が必須となる上に、借入可能上限額も50万円程度にとどまることが多い点に注意が必要です。

公的融資制度なら状況次第で借りられる

収入がない場合であっても、生活福祉資金貸付制度などの公的融資制度なら状況次第で借りられる可能性はあります。

生活困窮者の保護を趣旨の1つとする制度であるためですが、利用にあたっては設けられている細かい要件を満たさなくてはいけない点に注意が必要です。

滞納がある場合は難しい

支払いの滞納がある状態では、返済能力に何らかの問題が生じていると考えられるため、10万円という金額を追加で借入するのは難しいでしょう。

また、消費者金融や銀行など金融機関に対しての返済のために、別の金融機関から借入をするのは、多重債務防止の観点からも避けるべきと言えます。ただし、おまとめローンを検討する場合はその限りではありません。

今すぐに10万円借りる方法7選

10万円を借りる方法は挙げれば色々と考えられますが、大切なのは自身の状況にあった手段を取ることです。方法を間違えてしまうと、そもそも満たさなければいけない条件を満たせない場合も考えられるため、それぞれの特徴を把握しておきましょう。

今すぐ10万円を借りる方法

  • 1.消費者金融カードローン
  • 2.銀行カードローン
  • 3.クレジットカードのキャッシング枠
  • 4.公的制度
  • 5.生命保険の契約者貸付
  • 6.従業員貸付制度
  • 7.質屋

1. 消費者金融カードローン

消費者金融カードローンは、消費者金融が提供する個人向けの融資商品です。

大手の消費者金融であれば、審査が迅速に行われるため、最短即日で借入ができるのが大きなメリットです。

即日融資

また、WEBで申込から借入まで完結できる上に、カードレスでの利用ができる利便性が高い消費者金融も増えています。

デメリットとしては、消費者金融の一般的な金利は「年3.0%〜18.0%」の範囲で設定されるのに対し、銀行カードローンの一般的な金利は「年2.0%〜15.0%」の範囲で設定されるため、消費者金融の方が上限金利高めの設定になっている点です。

消費者金融カードローンの特徴

  • 審査が早く最短即日融資が可能
  • カードレスでの利用も可能
  • 銀行カードローンに比べて上限金利が高め

2. 銀行カードローン

銀行カードローンは、都市銀行・地方銀行・ネット銀行などが提供する個人向けの融資商品です。

メリットとして、消費者金融カードローンに比べると上限金利が低いことがあげられます。

ただし、銀行カードローンは消費者金融と違い、借入ができるのはどんなに早くても翌日以降になります(2023年5月時点)。急ぎでお金が必要という場合には、銀行カードローンでは間に合わない可能性が高いでしょう。

銀行カードローンの特徴

  • 消費者金融に比べ上限金利は低めの傾向
  • 即日借入は難しい(2023年5月時点)

3. クレジットカードのキャッシング枠

クレジットカードキャッシング

クレジットカードのキャッシング枠(自社・提携ATMを使って借入ができる利用枠)を使ってお金を借りることもできます。お手持ちのクレジットカードにキャッシング枠が付与されていれば、すぐに利用できるのが大きなメリットです。なお、国際ブランド対応のATMをお使いいただくことで、海外でもご利用可能です。

一方、金利はやや高めになっています。クレジットカードの種類によっても異なりますが、年15.0%〜18.0%程度が相場です。必要な分だけを借り、できるだけ早めに返済するのが望ましいでしょう。

クレジットカードのキャッシング枠の特徴

  • キャッシング枠があればすぐに利用可能
  • 海外でも利用可能
  • 金利がやや高め

4. 公的制度

日本では、生活困窮者支援のために公的制度による貸付があります。

代表的なのが、厚生労働省が各都道府県の社会福祉協議会と連携して運営している生活福祉資金です。低所得世帯など、一定の条件に当てはまれば利用することができます。

手続きに時間を要する、制度を利用できる人が限られる、などというデメリットはあるものの、金融機関のローン商品に比べると返済負担はかなり少なめです。様々な公的制度があるため、最寄りの市区町村役場や社会福祉協議会に問い合わせてみましょう。

公的制度の特徴

  • 各自治体で様々な制度がある
  • 手続きに時間と手間がかかる

5. 生命保険の契約者貸付

契約者貸付制度

生命保険の契約者貸付とは、解約返戻金の一定範囲内で借入ができる制度のことです。一般的に解約返戻金のおよそ7〜8割を借入できますが、保険会社が定める利息がかかります。

契約者貸付制度のメリットは、保険を解約せずに借入ができるので、万が一のことが起きた場合でも保障を受けられる点が特徴です。また、カードローンよりも金利が低い(年2.0〜6.0%が相場)うえに、借入時の審査もありません。

ただし、借入残高が解約返戻金の額を超えてしまうと、保険そのものが解約されるおそれがあります。また、契約者貸付制度を利用している間に保険事故が起きた場合、借入金額分を保険金から減額される点にも注意が必要です。

たとえば、契約者貸付制度で500万円を借りていた方に万が一のことが起きた場合、ご遺族が受け取れる死亡保険金から500万円が減額されてしまいます。

生命保険の契約者貸付の特徴

  • 万が一の時でも保障が受けられる
  • 借入時の審査はない
  • 保険の解約時に、満額で保険金が受け取れない可能性がある

6. 従業員貸付制度

従業員貸付制度の仕組み

企業によっては、福利厚生の一環として従業員貸付制度を設けていることがあります。なお、返済は毎月の給料から天引きする形で行うのが一般的です。

従業員貸付制度のメリットは、緊急で資金が必要になった従業員の救済措置という趣旨が背景にあるため、金融機関からの借入に比べ審査に通過する可能性が高いことがあげられます。

また、個別企業の福利厚生にすぎないため、制度を利用する際に信用情報機関へ登録されるなどの影響は一切ありません。

ただし、従業員貸付制度は、あくまで冠婚葬祭にかかる費用など「緊急に必要な費用」に充てるためのものであり、虚偽の借入理由を申告してお金を借りることはできません。

従業員貸付制度の特徴

  • 各企業でのルールがあるため確認が必要
  • 信用情報への登録はされない

7. 質屋

質屋にブランドバッグやスマートフォンなどの物品を持ち込み、お金を借りる方法です。

質屋は金銭的に価値があるものを担保にする仕組みで、申込者に対しての審査は行われません。申込時に身分証の提出は求められますが、カードローン審査のように詳細な個人情報の提供や在籍確認などは原則ありません。

質屋の利用法

加えて、昨今の質屋は買取ショップも兼ねていることが多く、お金を借りに来たことが周囲に知られにくいというメリットもあります。ただし、融資額は物品の価値に左右されるため、高額な融資は期待しにくいでしょう。

質屋は物品の価値に応じた金額の範囲でしか融資を行わないので、10万円を借りるためには、少なくとも10万円以上の価値がある物品を持ち込まなければなりません。

ここに注意

期限までに決められた金額を支払えなかった場合、物品の所有権が質屋に移ります。この状態を「質流れ」と呼びます。

また、銀行や消費者金融などでお金を借りる場合の金利に比べると、質屋の金利は格段に高い点にも注意が必要です。

銀行や消費者金融などでお金を借りる場合の金利の上限が年20.0%(出資法5条)であるのに対し、質屋でお金を借りる場合の金利の上限は、年109.5%(質屋営業法36条1項)となっています。質屋では持ち込まれた物品を厳重に保管しなくてはいけないため、管理料や警備関連の費用が反映されているからです。

質屋の特徴

  • 金銭的に価値ある物品が必要
  • 金融機関に比べて金利が高い
  • 高額な融資は期待しにくい

借りる以外の方法で10万円をすぐに用意するには

お金を借りたいけどどうしても審査が不安という場合は、借りる以外の選択肢で10万円を準備する方法を検討しましょう。たとえばフリマアプリなどを活用した「個人間取引」や、街中の「リサイクルショップ」へ物品を売却するといった方法が考えられます。

個人間取引をする

フリマアプリの流れ

インターネット上で物品の売買が可能なアプリは多く、不用品を個人間で売買すれば10万円を用意できる可能性はあります。取り組み方次第では比較的高額の資金を用意できる可能性もありますが、発送作業や購入希望者との連絡に時間がかかる上に、出品した物品が売れない可能性がある点には注意が必要です。

リサイクルショップに売却する

不用品をリサイクルショップに売却する方法も考えられます。

売りたい物品を持ち込み、査定結果に問題がなければ買い取ってもらうだけなので手間はかかりませんが、ご自身が納得できる査定額が提示されるとは限らない点には注意しましょう。

10万円を借りるために知っておきたいポイント

10万円という金額であっても、お金を借りる以上は覚えておかなければいけない注意点があります。

10万円を借りるために知っておきたいポイント

  • 滞納があると新規での借入は難しい
  • 場合により勤務先への電話連絡が実施される
  • 借入希望額はなるべく少なめに申告する

滞納があると新規での借入は難しい

他のカードローンやクレジットカードのご利用分に関して、滞納がある状態の場合は、新規でのお借入が難しい傾向があります。長期(目安は61日以上)の滞納の場合、信用情報に異動情報として登録されている可能性があるためです。

信用情報の共有

借入の審査においては、申込者の過去のローン利用状況が加味されます。滞納以外にも、過去に何かしらの金銭トラブルがあった場合には、審査において何らかの影響が出る可能性があります。

監修者コメント

荒井 美亜

賃金業務取扱主任者 みんなのモビット担当

異動情報は一定期間信用情報機関に情報が登録されるため、その間金融機関から融資を受けたり、携帯電話本体の分割払いを利用することできない可能性が高いです。このように、普段の生活にも支障をきたす可能性があるので、毎月の返済は必ず期限内に行うようにしましょう。

場合により勤務先への電話連絡が実施される

たとえ10万円という金額であっても、審査時に在籍確認は必ず行われます。申込者の返済能力を調査するうえで必要だからです。

ただ、具体的な確認方法については各金融機関に一任されているため、お勤め先への電話連絡による在籍確認が行われることもあります。

「勤務先には知られたくない」とお考えでしたら、在籍確認の際、原則としてお勤め先への電話連絡をしない方針の金融機関に申込しましょう。

SMBCモビットなら勤務先への電話連絡は原則なし

SMBCモビットでは、お勤め先へ在籍確認の電話は原則していないため、内緒で借りたい人でも安心して手続きを進めていただけます。

最短即日融資も可能なため、急ぎでお金が必要な場合はSMBCモビットのカードローンをご検討ください。

借入希望額はなるべく少なめに申告する

借入希望額はなるべく少なめにご申告いただいたほうが、審査に通過する可能性が高くなります。

借入額が少ないほど完済できる可能性も高くなるためです。「本当に必要な額だけを借り、できるだけ早めに完済する」前提でお借入・ご返済いただくと良いでしょう。

よくある質問

Q.専業主婦の借入は不可能なのでしょうか?

A.原則として難しいですが、一部の銀行では可能な場合があります。

一般的に、消費者金融や信販・クレジットカード会社が提供するカードローンの場合は、専業主婦・主夫の方は申込できないことが多くなっています。

なぜなら、カードローンの審査において、「安定した収入があるかどうか」「返済能力があるか」が重要になっているからです。

安定収入と認められにくいケース

ただし、実際に申込ができるかどうかについては、各社により判断が異なるため、具体的な対応は事前に確認することをおすすめいたします。

記事内で紹介しているとおり、一部の銀行では配偶者に収入があることを条件に申込できるカードローンを扱っていることがありますので、該当する方はそちらをご検討ください。

Q.学生でも10万円を借りることはできますか?

A.アルバイト等で自身に収入のある学生であれば、カードローンの申込は可能です。

ただし、SMBCモビットをはじめとする多くの金融機関は、申込可能な年齢は20歳以上になっているので注意しましょう。

Q.審査なしで借りられる金融機関はありますか?

A.「審査なしで貸します」という謳い文句を掲げている金融機関は、違法な金融機関である可能性が高く、場合によっては危険を伴います。

貸金業法の規定に基づき、消費者金融などの貸金業者が行う広告上の表現にも厳しい規制が設けられています。「審査なしで貸します」というのは「借入が容易であることを過度に強調することにより、資金需要者等の借入意欲をそそるような表示又は説明」(貸金業法第16条第2項第3号) にあたります。

その他、以下の文言が広告に使われている場合も、ご利用はお控えください。

貸金業者は、審査が甘いと利用者を誤解させるような説明をしてはならない

Q.審査を通過できなかった場合、理由は教えてもらえますか?

A.金融機関では、カードローンの審査において、不通過となった場合は、その結果のみをお知らせします。審査の基準および不通過の理由は一切開示しておりません。

このような背景があるため、不通過となった理由を特定するのは難しいのが実情ですが、以下のような審査において不利になる理由がなかったかを調べてみましょう。

審査において不利になる原因

  • 安定した収入がないと判断された
  • 他社借入件数・借入総額が多い
  • 異動情報が登録されている
  • 申込先や保証会社と過去にトラブルを起こしている
  • 短期間に複数社への申込をしている

まとめ

10万円を借りたい方はSMBCモビットをご検討ください

10万円という金額であっても、金融機関の審査なしで借入することは、実質不可能です。金融機関からの借入を検討する際には、審査において不利になる原因がないかを調べ、できるだけ解決した上で申込をしましょう。

また、急ぎでお金が必要な場合は、最短即日融資が可能なSMBCモビットをご検討ください。お申込から最短1時間程度でのお借入が可能で土日祝日も営業しているので、まずはご相談ください。