アプリでお金を借りるには?具体的な方法と種類ごとの注意点を解説

この記事の監修者
荒井 美亜
貸金業務取扱主任者、2級FP技能士、税理士科目合格者、日商簿記1級、全経簿記能力検定上級
みんなのモビット担当
立教大学経済学部卒、立教大学大学院経済学研究科修了(会計学修士)。出版社、Webマーケティングの会社に従事する中で様々な金融関連の資格を取得。クレジットカードやファクタリングの知識も持ち合わせ、お客様からマネー相談を受けた経験も多数。
スマホアプリでお金を借りるためには、カードローン等の契約が必要です。契約手続きを済ませておくと、提携ATMからスマホアプリを利用していつでも借入できるようになります。
スマホアプリでの借入はローンカードの発行がないため、周囲にカードローンの利用を知られにくい点が特徴です。また、万が一財布を忘れたり紛失してしまったりした場合のリスクを抑えられる点もメリットです。
この記事では、スマホアプリでお金を借りる方法やメリット・デメリットについて詳しく解説します。
コラムの目次
スマホアプリでお金を借りる方法
方法
- 消費者金融のカードローンを利用
- 銀行カードローンを利用
- その他の借入方法
消費者金融から借入する方法

消費者金融のカードローンを契約すると、スマホアプリを利用して提携ATMからお金を借りられるようになります。現在では、多くの消費者金融でスマホアプリによる借入が可能です。
スマホアプリを使うとローンカードの発行が必要ないため、カード本体を見られてカードローンの利用を知られる心配がありません。また、財布を忘れて外出をしてしまった場合でも、スマホさえあれば提携ATMから借入できるため、利便性が高いサービスです。
銀行カードローンで借入する方法

銀行が発行するカードローンでも、スマホアプリを利用して提携ATMからの借入が可能なものがあります。借入方法は、消費者金融と同様で、提携ATM等を利用して現金を出金します。
その他の借入方法
他にも、スマホ完結型で少額融資限定のカードローンや、普段利用しているサービス(SNSやフリマアプリ等)からお金を借りられるサービスがあります。いずれも、スマホアプリのみの操作でお金を借りられるものがほとんどです。
スマホアプリでお金を借りるメリット
メリット
- 1.来店することなく手続きから借入まで可能
- 2.提携ATMからいつでも借入が可能
- 3.借入状況をスマホアプリで管理しやすい
来店することなく手続きから借入までが可能

スマホアプリでお金を借りる場合は、申込から契約手続き、借入まで一度も店舗へ来店する必要はありません。
本人確認書類や収入証明書類の提出もスマホアプリ上でおこないます。その後、審査完了のメールもしくは電話を受け、WEB上で契約手続きを完了することができます。
その後は、提携ATMを利用してお金を借入できるため、申込から借入まで一度も来店をする必要がありません。忙しくて店舗へ行く時間がない場合も、空いた時間で申込や契約手続きができるメリットがあります。
提携ATMからいつでも借入が可能

コンビニなどの提携ATMから、原則24時間365日いつでも借入が可能です。夜間や早朝、土日祝日に「今日中にお金を用意しなければいけない…」という事態になっても安心です。
そのため、「もしものときのためスマホアプリでお金を借りられるようにしておこう」と、事前に契約だけしておくのもよいでしょう。
- ATM稼働時間に要注意
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ATM等のメンテナンス時間は借入ができません。また、ATMや借入先の金融機関によっては、年末年始等は稼働していない可能性があるため注意してください。
借入状況をスマホアプリで管理しやすい
スマホアプリなら気軽に利用できるため、借入状況を把握しやすくなります。
スマホアプリでは、現在の借入金額や次の返済予定日や返済金額、借入可能額などが一目で分かるようになっています。
そのため、借入から管理、返済まですべてを一括管理できるスマホアプリは、とても利便性が高くメリットであると言えます。
たとえばSMBCモビットの公式スマホアプリでは、以下のサービスをご利用いただけます。
公式スマホアプリにて利用可能な機能
- スマホATM取引
- 振込キャッシング
- 増額審査申込
- インターネット返済
- お支払予定日登録
- 返済方法変更・返済時の振替口座変更
- 約定支払日変更
- 利用状況照会
- 登録内容変更
- ユーザーID変更
- パスワード変更
- 契約内容照会
- 取引履歴照会
- 書類提出
- 振込返済口座照会
- Myモビメッセージ
なお、SMBCモビットでも公式スマホアプリを使って、スマホからATM取引が可能となります。とても便利な機能になっているので、スマホアプリでの借入・管理を検討される方は、ぜひご活用ください。
スマホアプリでお金を借りるデメリット
デメリット
- スマホアプリを見られると借入が知られてしまう
- 通信障害が発生すると借入ができなくなる
- 利用するにはスマホが必要になる
デメリット1.スマホアプリを見られると借入が知られてしまう
スマホアプリでお金を借りるためには、必ずスマホ内にアプリをインストールしなければなりません。もし、スマホアプリを家族等に見られてしまった場合は、カードローンの利用を知られてしまう可能性もあります。
カードローン等のスマホアプリのロゴは、一見すると「カードローンである」とは分かりにくくなっています。しかし、カードローンを利用した経験のある方や、勘の良い方であれば分かってしまう可能性もあるでしょう。
もし、カードローンの利用を周囲に知られたくないのであれば、スマホアプリを見えないところに移動しておく等の工夫が必要です。
デメリット2.通信障害が発生すると借入ができなくなる
スマホアプリでの借入はとても便利ですが、通信障害が発生した場合は利用できません。たとえば、大手キャリアであっても、稀に通信障害が発生してしまうことがあります。
通信障害発生時にスマホアプリで借入をしようとすると、スマホアプリを開くことができずに借入ができません。

そのため、スマホアプリでお金を借りられなかった場合の対策についても事前に確認しておきましょう。たとえば、SMBCモビットの場合は電話による振込キャッシングが可能です。
- 振込キャッシング
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「振込融資」とも呼ばれ、銀行口座への振込を依頼してカードレスでお金を借りる方法です。 WEB上や電話で依頼をするため、借入時に手間がかからない点が大きな特徴です。
所定の電話番号へ電話をかけると、自動音声で案内されます。音声ガイダンスに従って振込キャッシングを希望すると、指定された銀行口座へ即時振込がおこなわれます。基本的には24時間利用できますが、月曜日の0:00〜7:00までは利用できないため注意してください。
また、提携ATMがメンテナンス中の時間帯もスマホアプリによるお金の借入ができません。提携ATMによって、深夜の時間帯で毎日数十分程度利用できない時間帯があるため、その時間帯を避けて借入をしてください。
デメリット3.利用するにはスマホが必要になる
スマホアプリでお金を借りるためには、アプリをインストールするためのスマホが必要です。そのため、いわゆるフィーチャーフォンでは利用できません。
また、ATMに出向いた際にアプリをインストールしたスマホを持っていなければ借入ができないため要注意です。一般的に、スマホアプリによる借入を選択された場合は、ローンカードの発行がありません。
借入時は必ず、アプリをインストールしてあるスマホを持参することを意識しておきましょう。
SMBCモビット公式スマホアプリでお金を借りる手順
SMBCモビットでもスマホアプリでお金を借りることができます。スマホアプリでの借入方法は、以下の手順でおこないます。
- SMBCモビット公式スマホアプリをインストール
- 審査申込
- 申込結果の照会・契約手続き
- 提携先ATMにて借入
1.SMBCモビット公式スマホアプリをインストール
初めにSMBCモビットのスマホアプリをインストールしておくと、審査申込やその後の手続きがスムーズに進みます。そのため、あらかじめスマホアプリのインストールをしておくとよいでしょう。
たとえば、スマホアプリからの審査申込が完了した時点で本人確認書類及び収入証明書類(必要な方のみ)の提出が求められます。これらの書類は、SMBCモビットの公式スマホアプリから提出できます。来店や郵送の必要がないため、とても便利です。
また、スマホアプリを利用して書類を提出することによって、スムーズな審査が可能です。SMBCモビットは、申込から融資完了までも最短15分で可能です。スマホアプリをインストールして書類を早めに提出していただければ、よりスムーズに手続きが可能です。
2.審査申込
スマホアプリをインストール後にSMBCモビットへの申込を開始します。申込はお持ちのスマホやパソコン等からも可能です。申込画面に移行すると、名前や住所、勤務先情報等を記入していただきます。
- 勤務先情報
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申込者の勤務先についての情報です。勤務先の名称、所在地、電話番号、会社規模や勤続年数に加え、その勤務先に本当に勤務しているかどうかを確認します。
記入が完了すると最後に確認画面が表示されます。記入していただいた事実に誤りがないかどうかをもう一度確認してください。もし、誤りがあると、審査に時間がかかったり、確認の電話がかかってきたりしてしまうため注意してください。
3.申込結果の照会・契約手続き
審査申込および必要書類の提出完了後、審査結果を知らせるメールが届きます。審査に通過すると、そのまま契約手続きへ移行します。また、審査結果はメールが届く前であっても確認できます。
4.提携先ATMにて借入
契約手続きまで完了すると、スマホアプリを利用して提携先ATMから借入できるようになります。ATMでの借入方法は、以下のとおりです。
SMBCモビット公式スマホアプリでの借入手順
- 1.SMBCモビット公式スマホアプリにログイン
- 2.「スマホATM取引」をタップ
- 3.「スマホを使って借入」をタップ
- 4.ご利用いただくATMをタップ(セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM)
- 5.必要事項を入力して「認証」をタップ
- 6.「QRコード読み取り」をタップ
- 7.提携ATMより「スマホ取引」をタップしてQRコードを表示させる
- 8.スマホで表示されたQRコードを読み取り
- 9.スマホに表示された企業番号をATMで入力
- 10.ATMの表示に従って借入
一見手順は多いように見えますが、慣れてしまうととても簡単です。スマホアプリでお金を借りる方法は、とても便利であるためぜひ活用してください。
よくある質問
Q.審査を受けることなくアプリで借入することはできますか?
A.審査を受けることなくスマホアプリでお金を借りることはできません。
お金を借りるためには、必ず「返済能力の調査」を受ける必要があります。これは、貸金業法という法律によって定められています。そのため、どのような事情があっても、「審査なし」でお金を借りることは不可能です。
Q.スマホアプリでの借入であれば、家族に知られる可能性は低いのでしょうか?
A.家族に知られる可能性は低いものの、ゼロではないため注意が必要です。
スマホアプリでお金を借りるためには、専用のスマホアプリをインストールする必要があります。もし、家族や知人がアプリをインストールしてあるスマホをみてしまった場合、借入を知られてしまう可能性があるため注意しなければなりません。
知られないようにするためには、スマホアプリを見られにくいところに移動させておくなどの対策をすると良いでしょう。
また、スマホアプリで借入をされている方は、基本的に郵送物や電話連絡はおこなわれませんが、返済に遅れてしまった場合は要注意です。万が一、返済に遅れてしまうと、自宅宛に郵送物が届いたり、電話がかかってきたりして、家族に知られてしまう可能性があります。
返済日はスマホアプリでも確認できるため、こまめに確認をするように意識しておくと良いでしょう。
Q.スマホアプリで借入する場合、カードの発行はされませんか?
A.スマホアプリ借入を選択された場合は原則、カード発行されないところが大半です。
ATMからお金を借りる方法には、スマホアプリを利用して借りる方法とカードを利用して借りる方法との2パターンがあります。スマホアプリを利用してお金を借りる方法を選択された場合は、カード発行はされません。
不要なカードを発行してしまうことで、万が一紛失しても気付くのに遅れてしまい、様々なトラブルに発展してしまう可能性もあるためです。
ただ、カードが必要な事情がある場合は、個別に発行してもらえることもあるため、相談をしてみてください。
スマホアプリでお金を借りるならSMBCモビットをご利用ください
スマホを所有していれば、スマホアプリをインストールして提携ATMから簡単にお金を借りられます。
スマホアプリでお金を借りるためには、カードローンとの契約締結が必要ですが、一度契約をしておくことによって「何かあったとき」に役立ちます。スマホさえあれば、財布を忘れてしまった場合でも、近くのコンビニ等で簡単に借入ができるためとても便利です。
また、借入をするためのカードが発行されないため、借入していることが周囲に知られてしまったり、紛失したりするリスクを抑えられます。
SMBCモビットでも公式スマホアプリでの借入は可能です。もし、スマホアプリによる借入を考えているのであれば、SMBCモビットのご利用をご検討ください。
監修者コメント
荒井 美亜
賃金業務取扱主任者 みんなのモビット担当
最近はスマホからカードローン会社の公式スマホアプリへ申込する人が増えています。自動契約機や電話申込と比べて利便性が高く、好きなタイミングで申込できるのが大きなメリットといえるでしょう。SMBCモビットでも公式スマホアプリからの申込が多くなっています。