消費者金融とは？お金を借りるメリット・デメリットを解説

消費者金融のカードローンは非常に利便性の高いサービスとして知られていますが、金利による利息や借入上限金額などについて事前に把握しておく必要があります。

この記事では消費者金融で借入をするメリットと、実際に申込をする前に覚えておいた方がいい注意点について解説します。

消費者金融とは

消費者金融とは、主に個人を対象に小口融資を行う貸金業者です。まずは、消費者金融について詳しく解説します。

個人を対象に融資を行う貸金業者

消費者金融は、個人を対象に融資を行う貸金業者です。貸金業者とは、貸金業登録許可を得てお金を貸す業務を行っている業者のことを指します。

消費者金融は個人に対してお金を貸し付け、返済時に手数料（利息）が支払われることによって利益を挙げている仕組みです。

主に小口融資を行っている

消費者金融は主に個人を対象として、小口融資を行っています。

貸金業者である消費者金融は、貸金業法という法律に則して営業しています。同法では、総量規制（年収の1/3を超える貸付を行ってはいけない）という規制について定められています。

そのため、個人を対象としている消費者金融は必然的に融資額が小口になる傾向があります。

審査を行い融資可否を判断している

消費者金融を利用する際は、必ず審査が行われます。審査では、申込者の返済能力を調査した上で、最終的な融資可否について判断されます。そのため、申込をしたからといって必ず利用できるものではありません。

消費者金融は正しく利用すれば危険ではない

消費者金融に怖いイメージを持っている方多いようです。「消費者金融は危険である」や「闇金と同じ」といった勘違いをされている方もいるかもしれません。

しかし、実際は正しく利用すれば安全であり、とても便利なサービスが提供されています。

次に、消費者金融に対するイメージや勘違いについて紹介します。

「消費者金融は危険」という勘違い

なんとなく「消費者金融は危険である」と認識している方もいるでしょう。しかし、返済計画をきちんと立てて計画的に利用すれば、何も危険な事はありません。

また、住宅ローンや自動車ローンのように、ローン(借入)自体は多くの人が使っているサービスです。加えて、利用用途が自由である点や、返済や借入の自由度が高い点なども踏まえると、利便性の観点でも消費者金融のカードローンはメリットがあります。

実際、SMBCモビットの利用者アンケートを見ても85%以上の人が「満足」もしくは「とても満足」している結果になっています。

「消費者金融と闇金は同じ」という勘違い

消費者金融はお金を貸し付ける業者であるため、「闇金と同じである」と勘違いをされている方もいるでしょう。しかし、消費者金融は貸金業として登録を行い、貸金業法という法律に従って営業を行っている健全な企業です。

闇金とは法外な利息を取ったり、法的に許されていない取立て行為を行ったりなど、何らかの法律に違反している業者を指します。

まったく別の業者であるため、消費者金融は安心して利用できます。

消費者金融のカードローンを利用するメリット

利便性の高いサービスとして知られている消費者金融のカードローンには、多くのメリットがあります。

最短即日での借入も可能

一部の消費者金融カードローンは、最短で申込をしたその日のうちに借入をすることができます。

銀行のカードローンでは、申込後の審査に最低でも1営業日以上を要するので、借入できるのはどんなに早くても翌営業日以降になります。

急ぎでの借入を希望している人にとっては、大きなメリットと言えます。

担保や保証人が原則不要

銀行をはじめとする金融機関が取り扱っているローンでは、契約にあたって担保や保証人が必要となる場合があります。しかし、消費者金融のカードローンでは、原則として担保や保証人を用意する必要はありません。

消費者金融のカードローンは、本人の信用を元に融資をおこなうため、本人確認書類があれば申込可能です。

借入金の利用用途が自由

消費者金融のカードローンで借りたお金の使いみちは、原則として自由です。生活費の補填・各種支払い・医療費・交際費・娯楽費など、どんな用途にも使用可能です。

住宅ローン・自動車ローン・ブライダルローンなどは、お金の使いみちが限定されているため、生活費などに充てることはできません。この点もカードローンの大きなメリットです。

限度額の範囲内なら借入も返済も自由

カードローン契約時には「利用限度額」が設定されます。この利用限度額の範囲であれば、何度でも自由に借入・返済できます。

例えば、ご利用限度額が50万円だった場合は、最初に30万円借りた後の残りの借入可能額は20万円となります。その後に余裕ができて20万円の返済をおこなった場合、40万円の借入が可能となります。

このように「足りなくなったら借りる」「余裕ができたら返済する」を自由に繰り返しできるのがカードローンの特長です。

消費者金融を利用する際のデメリット

ここまで紹介してきた通り、自由度と利便性の高い消費者金融のカードローンですが、実際に申込をする前には覚えておいた方が良い注意点があります。

他のローンに比べると金利の設定が高め

消費者金融カードローンの金利は、一般的には「年3.0%〜18.0％」のように、一定の幅を持たせて設定されます。これは、目的の決まっている住宅ローンや自動車ローンと比べると、少し高めの金利設定になっています。

金利の設定が高いと、その分だけ発生する利息も増えやすい傾向にあります。そのため、「借入金額を少なくする」「借入期間を短くする」などで利息の発生を抑える工夫をしましょう。

返済が滞ると信用情報に記録が残る

カードローンへ申込をした情報や、実際に借入した金額は、信用情報機関に記録される仕組みとなっています。これはクレジットカードのキャッシングや各種ローンの情報も同様です。

カードローンの返済に滞るような事があると、今後の新たなローン契約の際に何らかの影響が出る可能性があります。

消費者金融のカードローン規約に定められている返済のルールは、必ず守るようにしましょう。

借入上限金額は年収の3分の1まで

消費者金融で借入できる上限金額は、申込者の年収の3分の1までと定められています。もしも他の金融機関で借入がある場合は、その合算した金額での計算となります。

つまり、年収300万円の人が消費者金融で借入できる金額は、最大でも100万円までです。それ以上の金額が必要な場合は、消費者金融以外を検討する必要があります。

総量規制について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

借入期間が長期化すると返済総額が増える

これはどんなローンにも同じことが言えますが、借入期間と借入金額により利息の発生額が変わるため、長期化するほど返済総額は増えることとなります。

返済総額を抑えるには、借入金額を最小限にして、借入期間をできるだけ短くすることが重要です。また、余裕のある時には追加返済をおこなうことで、借入残高が減って発生する利息も少なくなります。

よくある質問

Q.消費者金融と銀行は何が違いますか？

A.前提として「貸金業者かどうか」といった点で異なります。

消費者金融は貸金業者であり、貸金業法という法律に従って営業を行っています。一方、銀行は貸金業者ではなく、銀行法という法律に従って営業を行っているという点で違いがあります。

また、消費者金融はお金を貸し付けて利息を得て、利益となります。一方の銀行は、主業務が「預金・為替・融資」です。銀行で言う融資とは企業に対する融資や個人を対象とした大口融資が対象です。

このように、適用される法律や、主業務などでも大きな違いがあります。

Q.消費者金融は誰でも借入できますか？

A.消費者金融の申込条件を満たしていれば、借入できる可能性があります。

消費者金融では各社で個別に申込条件が定められています。たとえば、SMBCモビットの場合は以下の条件を満たしている必要があります。

上記条件を満たしている人が申込可能であり、審査を受けて融資可能と判断されれば利用できます。

Q.一般的なローンと消費者金融は異なりますか？また、周りからのイメージは悪いですか？

A.「ローン」であることに変わりはありませんが、借入する内容に違いがあります。

多くの人が利用している自動車ローンや住宅ローン、奨学金等はいずれもローンの1種であることに変わりはありません。しかし、これらは特定の物やサービスに対してのみしか利用できない「目的が決まっているローン」です。

一方、消費者金融は使途が定められていないため、借りたお金を何に使ってもよいのが特徴です。また、返済と借入を繰り返せることから、中には「自分のお金」と誤認をしてしまい、散財してしまう方もいるでしょう。

そのようなことが原因で「消費者金融は危ない・怖い」といったイメージを持たれてしまっています。

しかし、消費者金融は使途が定められていない現金を借入できることから、とても利便性の高い商品です。実際、SMBCモビットの評価（アンケート）を見ても、多くの人が「満足している」と回答しています。