無担保ローンとは？仕組みや注意点を解説

無担保ローンとは、お金を借りる際の担保を必要としないローンのことです。銀行や消費者金融のカードローン、クレジットカードのキャッシングなどは、基本的に無担保ローンとなります。

なぜ、担保を用意せずお金を借りることができるのか、その仕組みや利用上の注意点について解説します。

無担保ローンの仕組み

無担保ローンとは文字通り、担保が無い状態で利用・契約できるローンのことを言います。

それに対して有担保ローンは、担保が有る状態でのみ利用できるローンのことで、契約時に貸主に担保を提供する必要があります。

無担保ローンでは、申込者に返済能力があるかどうかが特に重要となります。「利用者が借入金を問題なく返済できるか」を見極め、返済能力がないと判断された場合は融資が実行されません。

返済能力の有無は、収入状況・他社からの借入状況・勤務年数・居住年数などをもとに、総合的に判断します。

無担保ローンの種類

担保や保証人なしで利用できる無担保ローンの代表的なものとしては、以下などが挙げられます。

無担保ローンの特長

無担保ローンには、大きく3つの特長があります。

それぞれについて詳細を解説します。

特長1．担保が必要ないため審査や手続きが早い

無担保ローンの最大の特長とも言えるのが、審査や手続きにかかる時間が短いという点です。そのため、実質的に融資までの時間も短くなる傾向があります。

有担保ローンの場合、審査の過程で財産の価値や保証人の返済能力を確認することになります。無担保ローンはその工程が無いため、審査が短時間で済みます。

また、担保を用意する手間そのものが不要なため、申込までをスムーズに進められるというメリットもあります。

SMBCモビットなら最短30分で審査完了

SMBCモビットのカードローンであれば、お申込から審査結果の通知まで、最短30分でのスピード審査に対応しております。

とにかく早くお金を借りたい、今すぐにでも資金が必要。そういった方は、お気軽にSMBCモビットへご相談ください。

特長2．借入金額が個人の返済能力に応じて決まる

担保があると、もしも返済不能になった時でも保証が効くため、借入金額の設定を高めにすることができます。

一方の無担保ローンは、利用者本人の返済能力をもとに融資を行うサービスであるため、借入できるのはあくまでも個人の返済能力の範囲内ということになります。

無担保ローンでは、返済能力があると審査で判断された人ほど多くの額を借りられる傾向にあります。

トラブルなく返済を続けられる状態であることを「返済能力がある」という

カードローンをはじめとした無担保ローンの審査で判断される返済能力とは、融資を行ったあとに返済の遅れや滞納などのトラブルがなく、返済を続けられる力の有無を指します。
例えば、複数の金融機関から借入をしている場合でも、収入が高ければ新たに融資を受けられる可能性があります。

無担保ローンの審査において返済能力は、総量規制を基準とした借りられる金額の目安や、過去のローン商品の利用状況などから判断されます。

特長3．多くの場合で借入金の使いみちが自由

無担保ローンの例として挙げたカードローンやフリーローン、クレジットカードのキャッシングは、いずれも借入金の用途が自由となっています。

生活資金、冠婚葬祭、各種支払い、医療費など、原則として、どのような目的でも利用できるため、あらゆるシーンに対応できます(事業性資金やギャンブル資金としての利用を除く)。

また、カードローンにおいては、定められた範囲内であれば自由に何度でも借入・返済ができるため、必要な時に必要な分だけ借りるという利便性も特長の1つです。

無担保ローンを利用する際の注意点

無担保ローンはお金を借りるサービスになるので、当然ながら利用前に理解しておかなければならない注意点があります。

他のローンに比べて金利設定が高い傾向にある

無担保ローンは担保による保証がないため、有担保ローンに比べると金利が高めに設定される傾向があります。

融資を受けたお金は、借りたことに対する対価として利息を上乗せして返済しなくてはなりません。借りた金額に上乗せされる利息の金額は金利によって決まるため、金利の高いローンほど返済する際に支払わなくてはならない金額が高くなります。

なお、消費者金融のカードローンの金利は「年3.0％〜年18.0％」というように一定の幅を持たせて設定されており、審査結果により利用者ごとに利用できる金利は異なります。

返済の計画を立てる必要がある

無担保ローンでお金を借りる前には、借りた後の返済について十分に考えておく必要があります。

必要な金額と、いつまでに完済できるのかを事前に把握し、それに応じた計画を立てましょう。

完済までの計画については「返済シミュレーション」を活用することで簡易的に算出できるので、お申込前に確認しておきましょう。

よくある質問

Q.銀行カードローンは無担保ローンに該当しますか？

A.一般的には、銀行カードローンも消費者金融カードローンと同様に無担保ローンに該当します。

住宅や宝飾品などの品物、土地や債権などを担保に出さずに融資を受けられるローンは、無担保ローンに該当します。

Q.無担保ローンを返済できなくなるとどうなりますか？

A.返済の督促が続きます。そのまま返済できずに一定期間を過ぎると、異動情報として信用情報に登録されます。

住宅や土地などを担保に融資を受けている場合、返済が難しくなった際には担保を差し出すこととなりますが、担保を必要としない無担保ローンの返済が難しくなった場合には、どうにか返済をしなくてはなりません。

返済日が過ぎると電話連絡や郵送物による督促などが続き、61日以上の遅れになると異動情報として信用情報に登録されてしまいます。信用情報に登録されても返済がされない場合、最終的には訴訟、財産差し押さえなどに発展してしまうリスクがあります。

返済が難しくなってしまった際には、なるべく早い段階で金融機関に対して相談をしましょう。

Q.無担保ローンの審査は通りやすいですか？

A.担保の有無が審査の難易度そのものに影響することはありません。

担保の有無でローンの審査に生じる違いは、「何が審査の対象になるか」です。担保のあるローンでは担保に対する審査が行われます。一方、カードローンなどの無担保ローンでは申込者の返済能力に関する審査が実施されます。

収入が安定していなかったり、過去に金融トラブルを起こしていたりする場合、審査に通りにくくなってしまう可能性もあるため、注意が必要です。