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フリーローンの審査は甘い?通過するコツや落ちてしまう原因を解説

フリーローンの審査は甘い?

この記事でわかること

  • 審査が甘いフリーローンはない
  • 使用用途の確認をおこなう場合があり、審査に時間がかかる傾向がある
  • 申込前の準備により審査に通りやすくなる可能性がある

フリーローンは、原則として使用用途が自由なローンのことで、主に銀行や信用金庫などの金融機関が提供しています。

各金融機関は、法令に基づいて厳正な審査をおこなうため、ほかのローンと同様に審査の甘いフリーローンはありません。ただし、申込前の準備により、審査に通りやすくなる可能性があります。

本記事では、フリーローンの審査が甘くない理由や審査項目、通過するためのポイントを解説します。

フリーローンの審査は甘くない

フリーローンは、主に銀行や信用金庫、信用組合などの金融機関が個人向けに提供しているローンです。幅広い用途に使用できる点が特徴ですが、ほかのローンと同様に審査は甘くありません。

フリーローン

個人向けの小口融資商品の1つで、資金の使い道に制限がないものを指します。原則として借入は1回のみとなり、追加で借入をしたい場合は、再度申込をして審査を受ける必要があります。

フリーローンの審査が甘くない理由として、主に以下の2点が挙げられます。

フリーローンの審査が甘くない理由

法令に基づき健全に事業を運営するため

銀行をはじめとする金融機関は、銀行法などの法令に基づき、健全な事業運営をおこなわなければなりません。

また、金融庁は、利用者保護の観点から審査態勢の整備を徹底するよう求めており、各金融機関はその方針に従って適切な態勢を構築しています。

そのため、申込者が過剰な債務を負わないように収入状況や借入状況などを確認したうえで、適切な融資をしています。

貸し倒れリスクを抑えるため

貸し倒れのリスクを適切に管理するうえでも、金融機関は甘い審査をおこなえません。

貸し倒れ

売掛金や貸付金などの債権が、倒産などの理由で回収できず損失となる状態を指します。

フリーローンは多くの場合、担保や保証人が不要なため、金融機関にとって貸し倒れリスクが高くなります。

特に銀行は、預金者から預かったお金を個人や企業に融資することで利益を得ています。

そのため、預金者のお金を安全に管理・運用する観点からも、貸し倒れリスクの適切な管理が不可欠です。

フリーローンの審査の特徴

フリーローンへ申込すると、申告内容や提出書類に基づいた審査がおこなわれ、返済能力の有無が総合的に判断されます。

フリーローンと同様に、使用用途の制限がないローンとして「カードローン」もありますが、フリーローンでは使用用途の確認がおこなわれる場合があり、借入額も比較的大きいため、審査のハードルが高くなる傾向があります。

カードローン

個人向け融資サービスの一種で、専用のローンカード等を使用して金融機関やコンビニなどのATMで取引が可能です。代表例として消費者金融のカードローンや銀行のカードローンがあります。

フリーローンの審査の特徴として、主に以下の2点を押さえておきましょう。

フリーローンの審査の特徴


なお、フリーローンとカードローンの違いは以下の記事で詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。

書類等で資金使途の確認をおこなう場合がある

フリーローンの審査では、本人確認書類や収入証明書類に加えて、資金使途確認書類の提出を求められる場合があります。

資金使途確認書類とは、使用用途・金額・発行者などが分かる書類のことで、主に見積書や請求書、契約書、注文書などが該当します。

書類内容
本人確認書類・運転免許証
・マイナンバーカード
・パスポート(2020年2月3日以前に申請されたもの)など
収入証明書類・源泉徴収票
・住民税決定通知書
・所得証明書
・確定申告書
資金使途確認書類・見積書
・請求書
・契約書
・注文書

資金使途確認書類が必要な場合、書類の準備に手間がかかるだけでなく、使用用途によっては借入ができないケースもあるでしょう。資金使途確認書類が必要かどうかは、借入金額などによって異なる場合もあるため、申込前の確認が必要です。

なお、カードローンでは、一般的に資金使途確認書類を提出する必要がありません。また多くの場合、申込から契約までの手続きがWEBで完結するため、スムーズな借入が可能です。

審査には一般的に1〜2週間程度かかる

金融機関によって異なりますが、フリーローンの審査には通常1〜2週間程度かかると見込んでおきましょう。

特に、有担保型のフリーローンでは、担保に関する書類の確認や評価が必要となるため、審査がさらに長くなる傾向があります。

担保

融資を受ける際に、借り主側の返済が難しくなった場合の保証となるもので、連帯保証人などの人的担保と不動産などの物的担保があります。

借入を急ぐ方は、フリーローンと同様に使用用途が自由なカードローンを利用するのもひとつの方法です。

フリーローンとカードローンの借入方法の違い

カードローンは審査が比較的スピーディーで、最短即日融資にも対応しているため、急な出費の際もスムーズに借入できる可能性があります。

SMBCモビットのカードローンは最短15分での融資が可能

SMBCモビットは、申込から最短15分での融資が可能なカードローンです。※

申込から契約までスマートフォンで完結し、借入希望額によっては本人確認書類のみで手続きが可能です。

また、契約後は、振込融資やスマホATM取引を利用すればスムーズな借入が可能です。借入をお急ぎの方は、ぜひSMBCモビットをご検討ください。

スマホATM取引

サービス対象のATMにて、カードの代わりにスマートフォンを利用して、現金の出金や入金(借入や返済)をおこなえるサービスを言います。SMBCモビットでは、セブン銀行ATMとローソン銀行ATMにてSMBCモビット公式スマホアプリを利用します。

\SMBCモビットはカードレスで利用可能

※お申込の時間帯や審査の状況により、融資完了までにお時間がかかる場合があります

フリーローンの審査で見られる主な項目

フリーローンの審査では一般的に、以下のような項目から「借りたお金をきちんと返済できるかどうか」を総合的に判断します。

フリーローンの審査で見られる主な項目

ただし、詳しい審査内容や基準は金融機関によって異なり、公表されていません。

安定した収入があるか

安定した収入と不安定な収入の違い

フリーローンを利用するためには、基本的に「申込者本人に継続した給与収入があること」が求められます。

安定した収入があるかどうかは総合的に判断されるため、一般的にはパートやアルバイトでも申込が可能です。

また、安定性が重視される傾向があるため、年収が低いからといって審査に通過できないとは限りません。

ただし、金融機関によっては、「前年度の年収200万円以上」「勤続年数1年以上」などの条件を設けている場合もあります。

信用情報に問題がないか

フリーローンの申込を受けた金融機関は、信用情報機関を通じて、申込者の信用情報を確認します。

信用情報

クレジットカードやローンの申込、利用状況等に関する情報を指します。金融機関や信用情報機関によって管理され、貸付審査や信用評価に利用されます。

信用情報には、ローンやクレジットカードの申込履歴や契約内容のほか、返済状況も登録されており、返済に遅れがあると審査に影響する可能性があります。

また、異動情報が登録されていると、審査に通過できない可能性が高まります。異動情報とは、長期滞納などのネガティブな情報のことです。

異動情報

ローン商品や分割払いの返済に対して、長期間の滞納または、債務整理や破産してしまった状態のことです。信用情報機関にネガティブな情報として一定期間登録されます。この情報のことを異動という場合もあります。

異動情報が登録される主な原因

反対に、毎月返済を滞りなくおこなっていれば、信用力があると判断される材料になります。

他社借入がどれだけあるか

他社での借入金額や件数も、審査で見られる項目のひとつです。

すでにフリーローンやカードローンなどを利用している場合、借入金額や件数が多すぎると審査に通りにくくなります。借入が多いと毎月の返済負担が重くなり、返済が滞るリスクが高まるためです。

なお、消費者金融が扱うフリーローンは総量規制の対象であるため、借入額は原則として年収の3分の1までに制限されます。

総量規制

消費者金融やクレジットカード会社などを対象に設けられている法制度の1つです。返済能力を超えた過剰な貸付から消費者を守るために、「年収の3分の1を超える貸付の原則禁止」を定めています。

一方、銀行が扱うフリーローンは「総量規制」の適用を受けません。

銀行は総量規制の対象にならない

したがって、法律上は年収の3分の1を超える借入も可能です。ただし、総量規制が適用されるかどうかにかかわらず、銀行は返済能力を超える融資はおこないません。

フリーローンの審査に通過するためのポイント

フリーローンの審査に通るための一律の基準は存在せず、各金融機関が独自の審査基準に基づいて判断します。そのため、「絶対に通過する方法」は存在しません。

ただし、以下のポイントを押さえて手続きをすれば、審査に通りやすくなる可能性があります。

フリーローンの審査に通過するためのポイント

なお、申込条件を満たさない場合はそもそも申込ができないため、あらかじめ条件を満たしているかどうかを確認しておきましょう。

借入診断を利用する

フリーローンを扱う金融機関では、借入診断を提供している場合があります。

借入診断とは、年齢や年収、他社借入額などの項目を入力すると、融資が可能かどうかを自動的に診断してくれる機能です。

一部の項目のみで判断する簡易的なシミュレーションであるため、実際の審査結果とは異なる場合がありますが、申込を検討する際の目安として役立ちます。

1社に絞って申込する

フリーローンに申込する際は、申込先をできるだけ1社に絞りましょう。

ローンの申込履歴は、信用情報として一定期間登録され、ほかの金融機関にも共有されます。複数のフリーローンやカードローンに同時申込すると、金融機関から以下のような懸念を持たれ、審査に通りにくくなる可能性があります。

懸念される主なポイント

  • 経済的に厳しい可能性がある
  • 複数の借入によって返済困難になるリスクがある
  • 計画性のない借入をしようとしている可能性がある

在籍確認に対応できるように準備しておく

在籍確認は、フリーローンの審査で実施される手続きのひとつです。

在籍確認

申込者が申告された勤務先で実際に在籍しているかどうかを確認する手続きです。審査の一環であり、返済能力の確認はもちろん、本人確認のためにおこなわれます。

銀行では一般的に、申込者の勤務先に電話をかけて在籍の実態を確認します。その際、電話がつながらないなどの理由で在籍確認が取れない場合は、審査を進められず、通過できない原因となります。

在籍確認が取れない主な事例

在籍確認をスムーズに完了できるよう、以下のポイントを覚えておきましょう。

在籍確認をスムーズに完了するポイント

  • 勤務先の名称や電話番号に間違いがないかよく確認する
  • 所属部署に直接つながる番号を申告する
  • 勤務先が在籍確認に対してどのような対応をとっているか事前に確認しておく
  • 金融機関に電話の曜日や時間帯を相談する

在籍確認に関して不安な点がある方は、金融機関に問い合わせて相談してみるのもひとつの方法です。

申告内容や提出書類の不備に気を付ける

申込フォームに入力した内容や提出書類に不備があると、審査に時間がかかるだけでなく、通過できない可能性があります。フリーローンに申込する際は、間違いがないかをよく確認し、正確な内容を申告しましょう。

不備の例

  • 申告内容に誤りがある
  • 提出書類がそろっていない
  • 提出書類の画像が不鮮明で読み取れない

また、虚偽の申告が判明した場合は、審査に通過できません。たとえば、年収や他社借入額を偽ったり、退職した会社を勤務先として申告したりするケースが挙げられます。

信用情報に不安がある方は開示請求をする

過去にローンやクレジットカードを滞納した経験などがあり、信用情報に不安がある方は、信用情報機関に情報開示を請求しましょう。

パソコンやスマートフォンなどで手続きすれば、自身の信用情報にどのような情報が登録されているかを確認できます。

日本には3つの信用情報機関があり、開示方法や手数料がそれぞれ異なります。詳しくは、各信用情報機関のホームページをご覧ください。

3つの信用情報機関

  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)

フリーローンの審査を受ける際の流れ

フリーローンの申込から審査、契約までの一般的な流れは、以下のとおりです。スムーズに手続きを進められるように、おおまかな流れを把握しておきましょう。

  1. 申込
  2. 仮審査・必要書類の提出
  3. 本審査
  4. 契約

なお、フリーローンの審査は一般的に「仮審査」と「本審査」の2段階でおこなわれます。

@申込

多くのフリーローンでは、パソコンやスマートフォンからWEB申込が可能です。夜間や休日でも申込できるため、窓口に出向けない方でも無理なく手続きを進められます。

WEB完結なら24時間いつでも申込ができる

ただし、夜間や休日に申込すると翌営業日の受付となる場合があるため、急ぐ方はなるべく早めの時間帯に手続きをしましょう。

A仮審査・必要書類の提出

申込が完了すると、仮審査が実施され、通過した場合は金融機関の案内にしたがって必要書類を提出します。

金融機関によって異なりますが、仮審査の結果は1営業日〜2営業日程度で通知されることが一般的です。

B本審査

仮審査に通過した方は、本審査へと進みます。本審査では一般的に、提出書類と申告内容の整合性に加えて、信用情報の確認や在籍確認などがおこなわれます。

なお、仮審査に通過したからといって本審査を通過するとは限りません。

C契約

審査の通過後、契約手続きをおこないます。金融機関によっては契約手続きまでに口座開設手続きが必要なケースもあるため、あらかじめ確認しておきましょう。

契約が完了すると、借入金が口座に入金されます。申込から借入までの期間は金融機関によって異なりますが、通常1週間〜2週間程度です。

フリーローンの審査に関するよくある質問

Q.審査なしのフリーローンはありますか?

A.各金融機関は法令に基づいて審査をおこなうため、審査なしで借入できるフリーローンはありません。

「審査なし」のフリーローンがあれば、違法業者の可能性が高いため、利用してはいけません。違法業者から借入すると、法外な利息を請求されたり、脅迫的な取り立ての被害に遭ったりするリスクがあります。

違法業者を利用するリスク

Q.地方銀行のフリーローンは都市銀行と比べて審査が甘いですか?

A.都市銀行・地方銀行にかかわらず、審査は甘くありません。

地方銀行は地域密着型の運営をおこなっており、個別の事情を相談できる可能性はあります。ただし、地方銀行も法令に基づいて融資をおこなうため、都市銀行と同様に審査は甘くないと理解しておきましょう。

Q.信用金庫やろうきんのフリーローンは審査が甘いですか?

A.信用金庫やろうきんが提供するフリーローンでも、審査は甘くありません。

信用金庫は地域密着型の金融機関であり、個別の事情を相談しやすい傾向はありますが、営業地域外の方は申込できないケースもあるため、申込条件をよく確認しましょう。

また、ろうきんは主に労働組合や生協の組合員向けの金融機関です。組合員であれば、優遇金利が適用される場合もありますが、審査が甘いわけではありません。

なお、ろうきんのフリーローンでは「勤続年数1年以上」などの条件が設けられているケースもあります。

Q.主婦(主夫)や学生でもフリーローンを利用できますか?

A.各金融機関の申込条件を満たしていれば、主婦(主夫)や学生でもフリーローンの利用は可能です。

一部の銀行では、配偶者に安定した収入があれば、専業主婦(主夫)でも申込できる場合があります。一方で、安定した収入があっても学生を不可とする金融機関もあるため、必ず申込条件を確認しましょう。

Q.フリーローンでいくらまで借入できますか?

A.フリーローンの借入上限額は、最高300万円〜1,000万円程度に設定されており、金融機関によって異なります。

また、実際の借入額は、収入状況などをもとに審査で決まります。

なお、消費者金融のフリーローンを利用する場合は、総量規制の対象となるため、法律上、年収の3分の1を超える借入はできません。

急ぎでお金が必要な方はSMBCモビットをご検討ください

各金融機関は、銀行法などに基づいて適正な融資をおこなうため、審査が甘いフリーローンはありません。また、使用用途の確認がおこなわれる場合があり、借入額も大きくなりやすいため、より慎重な審査がおこなわれる傾向があります。

申込条件を満たしているかどうかを確認したうえで、借入診断を利用する、あるいは不備に気を付けるなどのポイントを押さえ、手続きを進めましょう。

また、できるだけ手間なく申込したい方や借入を急ぐ方は、カードローンを申込するのも手段のひとつです。カードローンの審査も甘くありませんが、申込から借入までの手続きが比較的スムーズで、最短即日融資も可能です。

SMBCモビットでは、申込から最短15分での融資が可能です。※パートやアルバイトで安定した収入がある方もお申込いただけるので、ぜひご検討ください。

※お申込の時間帯や審査の状況により、融資完了までにお時間がかかる場合があります